現地コラム

COLUMN

宮古島の5月

2020-03-13 12:24

みなさんこんにちは。

5月はゴールデンウィークの時期です。

多くの人が出かける機会が多い5月は、宮古島にも観光客が多く訪れます。

気温もとても高くなり夏本番に近づくため、とても活動しやすい時期です。

また、梅雨時期であることから突然のスコールに見舞われることもあるため、雨具は必須となります。

スコールは普通の雨とは違い、まるでバケツをひっくり返したような迫力のある豪雨です。

長い間続く雨ではなく、比較的短い時間で終わります。

 

そんな普通の雨とは違うスコール。

圧倒的なその豪雨は本土では体験できないものであるため「亜熱帯気候特有の環境を味わえるので楽しい」という声もあるほどです。

そんな亜熱帯気候満載の5月の宮古島は、スコールをはじめ、とても特徴的なシーズンといえます。

宮古島への旅に出る前に下調べをしておきましょう。

本記事では5月の宮古島についてご紹介いたします。

 

 

 

宮古島の5月の気候

①5月の宮古島の気温

下の表をご覧ください。

 

沖縄県に属する宮古島の5月の気温は4月と比べて2度もあがり、最高気温は27.5度ととても暑くなります。

5月は真夏に比べるとやや涼しく、しかし、4月に比べると暑くなります。

年間通してとても温暖な気候である宮古島にとって、とても“夏らしい”シーズンとなっています。

なので、この時期に外を歩く場合は熱中症対策に十分な水分補給は欠かせませんし、紫外線の強くなるためUV対策も必要です。

外を出歩くときはサングラスや帽子、飲み物の準備を忘れないようにしましょう。

 

宮古島の4月の気温 宮古島の5月の気温
最低気温:20.2度 最低気温:22.7度
最高気温:25.1度 最高気温:27.5度
平均気温:22.4度 平均気温:24.8度

(気象庁から引用)

 

②5月の宮古島の降水量

5月のゴールデンウィーク明けごろから6月下旬までの時期、宮古島は梅雨真っ只中。

そのため、急激に降雨量が多くなります。

その量は月間207.7mm。東京の5月の月間降水量が157.5mmであるため、これに比べるととても多い降水量です。

この時期は亜熱帯気候特有のスコールのような雨がいきなり降ることがあります。

ザーッと降ったと思えばカラッと晴れることがスコールの特徴です。

そのため、宮古島の梅雨は本土のものと比べて湿度が低く、ジメジメとした不快感がありません。

ただし、とても強い雨が急に降り出すことがあるため、お出かけする際は雨具が必須です。

 

雨の日は外に出ず室内でじっとしていればいいのではないかと思われる方もいらっしゃるかと思います。

しかし、「宮古島の天気予報は当たらない」とよく言われています。

四方を海に囲まれている為、天気を予測するのがとても難しいのです。

また、実際の空模様を見て判断した場合、出かける時は晴れ間が見えていても、移動した先では雨が降っていることもあります。

天気の移り変わりが激しいからか、宮古島の住民は傘をささない人もいるほどです。

ですが、雨に濡れたくない人は、たとえ天気予報で晴れと言われていても雨対策は必須です。

雨が多いと不便なばかりでよいことがないのではないかと思われるかもしれません。

しかし、宮古島の雨は短時間の雨が多いため、雨上がりにはきれいな虹が見られることが多いです。

山がない宮古島では、遮るものが少ないため、とても大きな虹を見ることができます。

ですので、もし、虹を目にすればその大きさに感動すること間違いなしでしょう。

 

4月の宮古島の月間降雨量 5月の宮古島の月間降雨量
160.3mm 207.7mm

(気象庁から引用)

 

③5月の宮古島の風向・風速

沖縄特有の強い風が吹く宮古島。

しかし、5月になると冬の北風は無くなり、南風がほとんどとなります。

暖かい空気が吹く南国らしい、ゆったりとした風が心地よいシーズンです。

宮古島には風車があることからとても強い風が吹くイメージがありますが、特に風が激しいということはありません。

程よい強さの風が吹くおかげで、常夏である宮古島でもそんなに暑さを感じることなく、快適な温度で過ごすことができます。

 

4月の宮古島の風速 5月の宮古島の風速
平均風速:4.4m/s 平均風速:4.1m/s

(気象庁から引用)

 

 

④5月の宮古島の日照時間

宮古島の4月の日照時間は約115時間、5月の日照時間は約150時間とひと月違うだけで明るい時間帯が増えます。

先に5月の宮古島は雨が多いとご紹介しました。

にもかかわらずなぜ日照時間が多いのか、と疑問に思う方もいるかもしれません。

その理由は、宮古島の雨はスコールが多く、短時間で一気に多くの量が降るため、雨雲が空を曇っている時間が少なく、晴れている時間が多くなるからです。

また、ゴールデンウィークで家族旅行も多くなる時期なので、お子さま連れも多くなります。

たくさんの人が混雑するシーズンでもあることから、日照時間が長いとお子さまとはぐれることなく安心して旅を楽しむことができます。

明るいうちにいろいろな場所を巡りたい人には最適なシーズンです。

 

4月の宮古島の日照時間 5月の宮古島の日照時間
123.2h 151.1h

(気象庁から引用)

 

 

5月の宮古島・周辺諸島のイベント

5月は夏らしいシーズンになるためさまざまなイベントが行われるようになります。

その一部をご紹介させていただきます。

 

■ツールド宮古島

ツールド宮古島はロードバイクで宮古島を駆け巡るイベントです。

とても人気なイベントのため、日本全国からロードバイク乗りやロードレーサー達がこぞって集まります。

宮古島の大自然を体感できるのでとても人気で、多くの方が参加します。

開催場所は宮古島全域。

サイクリングツアーとロードレースの二種類があります。

サイクリングツアーでは約100kmの宮古島をグルっと一周するツアーと約50kmの伊良部島をめぐるツアーがあります。

サイクリングツアーの参加資格は、小学生以上と年代問わず様々な人たちが参加できることも魅力の1つです。

ツアーでは、地域の名産品を物色したり、郷土料理を楽しんだりとサイクリングしながら宮古島観光ができます。

ロードバイク初心者と経験者の2つのグループに分かれるため、「経験者ばかりでは気がひける」と感じることなく、初心者の方でも気軽に参加することができます。

一方、ロードレースは決められたコースを制限時間内で走り切るタイムレース。

純粋に競技として開催されているレースです。

颯爽と駆け巡るレーシングに熱い声援が送られます。

参加しなくてもその熱いレースに心が高まります。

 

■うえのドイツ文化村鯉のぼりフェスト

入園費無料のうえのドイツ文化村。

美しい自然が楽しめる場所として人気のスポットです。

宮古島の5月にはうえのドイツ文化村鯉のぼりフェストが行われます。

行われるのはゴールデンウィークに合わせた4月下旬から5月上旬にかけてです。

そして、5月といえば鯉のぼり。

子供の健やかな成長を願って家庭の庭先に飾られるあの鯉のぼりです。

鯉のぼりフェストの期間中には、うえのドイツ文化村の広大な敷地内で色とりどりの鯉のぼりが青空を泳いでいます。

その数はおよそ一千匹。

宮古島の子供たちがデザインした色とりどりの鯉のぼりが自由に空を泳いでいます。

鯉のぼりの一つ一つが子供たちの手作りの為、それぞれが唯一無二のデザインの鯉のぼりです。

青空にたなびく個性豊かな鯉のぼりたちの姿は圧巻です。

 

 

 

5月の宮古島の服装

宮古島の5月の最高気温は27.5度ととても高く推移しています。

そんな暑い日は半袖で十分過ごすことができます。

ただし、日差しが強い日はUV対策として薄地の長袖を一つ持っておくと良いでしょう。

この温度は東京でいうと7月初旬ほどの陽気に近く、いかに過ごしやすい気候であるかご理解いただけるかと思います。

この時期になると夜でも寒いと感じることはほとんどないため、半袖半ズボンで出かけることができます。

先ほどもご紹介した通り、日中の晴れた日はとても暑い日になるため、紫外線対策をし、できるだけ通気性の良い服が好ましいでしょう。

お店の中はとても空調が効いているため、外にいるときとは異なり、とても寒く感じると思います。

そのため、お店に入った時用に、やはり羽織りものがあると良いでしょう。

 

5月の宮古島の混雑状況

5月初めはゴールデンウィークのため、一年の中でも最も混雑するシーズンの一つです。

ゴールデンウィークが終わると、天気も徐々に崩れやすくなり梅雨本番になります。

そのため、観光客の足は遠のき、5月後半は旅費が安くなります。

とてもリーズナブルに宮古島を旅することができるのです。

また、スコールが降る南国らしい宮古島を体感できる貴重な時期となるため、一風変わった体験をしたいという方は5月後半で旅行することをおすすめします。

 

5月に宮古島で楽しむことができるアクティビティ

5月は最高気温が30度弱の気温になるため、まさに常夏の気候を楽しめる時期です。

ゴールデンウィークもあることからアクティビティもとても盛んに行われます。

 

 

◾️シュノーケリング
シュノーケリング

5月になるととてもあたたかい気候のため、マリンアクティビティを楽しむ方が多いです。

中でもシュノーケリングがおすすめです。

5月は水温もあたたかくなるため、生き物たちが活発的に行動するシーズン。

海洋生物の観察に向いているシュノーケリングは、この時期が最適です。

ダイビングも生き物観察や海底観察にとても人気ですが、シュノーケリングであればライセンスもいらず、特殊な備品もいらないので、手軽に挑戦することができます。

この時期は水温があたたかくなるため、全く抵抗なく海に入ることができます。

宮古島のシュノーケリングでは、サンゴ礁や鮮やかな熱帯魚以外にもウミガメと一緒に泳ぐこともできます。

魅力満点の宮古島シュノーケリングをぜひ楽しんでください。

 

 

 

 

◾️シーカヤック
シーカヤック

シーカヤックも宮古島の人気のマリンアクティビティです。

シーカヤックとは海で行うカヤックです。

小型の船をパドルという両端に水かきが付いている櫂で漕ぎ、ゆったりと海を周遊することができます。

ほとんどの船が二人乗りとなっているため、家族や友達と息を合わせて進むことがまっすぐ進むコツです。

自分たちでパドルを漕いで進むため、スピードは自由です。

こちらもシュノーケリングと同様、特別なライセンスがいらず、気軽に楽しむことができます。

疲れた時にはパドルを置いて、波の揺れに身を任せてゆったりとした時間を堪能することもシーカヤックの楽しみ方の一つです。

宮古島の海は透明度が圧倒的に高いので、水の中に潜らなくてもカヤックの上からでも十分に海の中のサンゴ礁や熱帯魚を見ることが出来ます。

澄み渡る青い空と宮古ブルーを同時に感じることのできるシーカヤックでは、極上の時間を過ごすことができるでしょう。

 

 

 

 

さいごに

宮古島の5月についてご紹介いたしました。いかがだったでしょうか。

初旬はゴールデンウィークのため、観光客で賑わうシーズンです。

ゴールデンウィークが過ぎると、本格的に梅雨の時期に入るのでスコールに注意が必要となります。

ですが、この時期こそ亜熱帯気候特有の雰囲気を堪能することができます。

5月の宮古島ならではの環境を楽しむのも良いではないでしょうか。

最後まで読んでいただきありがとうございました。