現地コラム
COLUMN
宮古島と離島をつなぐ眺め抜群の”橋”!アクセス方法から離島の観光スポットまで徹底解説!
みなさんこんにちは!
宮古島最大級のアクティビティショップ
「宮古島 ADVENTURE PiPi」です!
宮古島は実は周辺離島と橋で繋がっているのはご存知でしたか?
絶景スポットは宮古島だけではなく近くの離島にもあります。
今回は宮古島周辺の離島について現地在住ガイドがご紹介します。
目次
宮古島と周辺離島について
宮古島は美しいビーチがある、沖縄県の中でも特に人気の離島の1つです。
この宮古島の周囲には、池間島・伊良部島・下地島・来間島・大神島・多良間島・水納島の7つの離島があります。
そして、この離島のいくつかには橋がかかっており、宮古島から車や徒歩などで渡ることが可能です。
宮古島と周辺離島を
結ぶ橋の特徴
宮古島と周囲の島々を結ぶ橋がいくつかあり、これらは観光客だけでなく島民の役にも立っている非常に重要なものです。
そこでここからは、各橋に関する特徴をいくつかご紹介します。
宮古島に橋は何本ある?
宮古島には合計で8つの島々があり、そのうちの3つの島々が橋で宮古島とつながっています。
池間島とつながっている池間大橋、伊良部島とつながっている伊良部大橋、来間島とつながっている来間大橋の3本です。
橋で島の間を移動できる場所は日本国内でも珍しいものであるため、どの橋も観光客に人気のスポットです。
透き通るように綺麗な海の上にかかる橋は、非常に美しい光景になっています。
橋はいつできたの?
池間大橋は3本の橋の中で1番最初に建設された橋で、1992年に着工され1995年に開通しました。
また、伊良部大橋は2006年に着工され、2012年に開通しましたが、最初の構想開始からは40年以上が経過しており、島民にとっても悲願の開通となりました。
そして、来間大橋は1988年に着工し1995年に開通された橋で、道路には水道管・電線も通されており、島のライフラインとしての機能も果たしています。
なぜ作られたの?
例えば、伊良部大橋の場合であれば、橋を建設することで観光の促進や流通コストの削減が期待されていました。
また、橋に設置された水道管で、宮古島にあるダムから生活用水や農業用水が伊良部島に供給できるため、水道コストを削減するという働きも担っています。
さらに交通のスピード化によって、教育・医療の面においても伊良部島民は非常に大きな恩恵を受けているのです。
車で渡れる周辺離島への橋
宮古島からかかる橋について簡単にご説明しましたが、ここからはその3本の橋と各島々の人気観光スポットについてご紹介します。
宮古島から車や自転車、徒歩などで行きやすくなっていますので、宮古島に訪れた際にはぜひ立ち寄ってみてください。
伊良部島(伊良部大橋)
まず伊良部大橋は全長が3540mあり、無料で渡れる橋の中では日本一の長さを誇っています。
総工事費は約400億円かかりましたが、この橋の建設によって伊良部島と宮古島とのアクセスが大いに改善されました。
ちなみに伊良部島は宮古諸島の中で2番目に大きい島で、島の佐良浜漁港で釣れるカツオが有名です。
このカツオ釣りのパヤオと呼ばれる漁法を最初に沖縄県に導入したのは伊良部島です。
伊良部島人気観光スポット
①佐和田の浜
佐和田の浜は、1996年に日本の渚100選にも選出された天然ビーチです。
沖縄の美しい海の中でも、とくに美しいと言われているのがこの渚で、ラグーンが発達しているのが特徴的なビーチです。
美しい光景と透明度の高いトルコブルーの海水、そしてさまざまな海の生物も住みついています。
また、1771年に発生した大津波によって打ち上げられた約300個の大小さまざまな岩も点在しています。
伊良部島人気観光スポット
②牧山展望台
牧山展望台は、伊良部島の中で最も高い位置にある展望台で、宮古島・来間島・池間島を全て一望することができます。
この展望台は、町のシンボルであるサシバが翼を広げて飛んでいる姿をイメージしています。
ここの東側には宮古島・来間島・池間島があり、美しい海と青い空が一面に広がっている絶景を楽しむことが可能です。
また、展望台のふもとには遊歩道もあり、森林浴を楽しむこともできます。
池間島(池間大橋)
池間大橋は、3本の橋の中で1番最初に建設された橋です。
全長は1425mあり、橋周辺の海は宮古諸島の中でもより青く、その美しさから池間ブルーと呼ばれているほどです。
全日本トライアスロン宮古島大会においては、池間大橋・伊良部大橋・来間大橋がバイクコースに組み込まれています。
池間島人気観光スポット
①フナスクビーチ
フナクスビーチは島の北側に位置しており、サンゴや熱帯魚を観察できるシュノーケリングが楽しめるビーチとして人気があります。
約10年前はトイレも駐車場も無い穴場的なビーチでしたが、現在ではトイレ・駐車場・売店も用意されている便利なビーチになりました。
しかし、与那覇前浜ビーチや砂山ビーチと比較すると人は少ないので、早朝であればプライベートビーチ気分を味わうこともできます。
池間島人気観光スポット
②ハート岩(イキヅービーチ)
NHKの朝ドラ『純と愛』の撮影場所にもなったハート岩があるイキヅービーチは、池間島の西側にあり、池間大橋を渡ってから時計回りに進むと見えてきます。
ビーチはフナスクビーチの方が人気で綺麗ですが、ハートの岩があるため撮影スポットとして人気があります。
ビーチの広さはそれほど大きくはないですが、ホワイトサンドの砂浜とサンゴ礁も豊富なので、シュノーケリングスポットとしても十分に楽しむことが可能です。
少しプライベート感のあるビーチで遊びたい方におすすめです。
来間島(来間大橋)
来間大橋は全長1690mあり、橋の上からは美しい海の色と与那覇前浜ビーチの白砂を眺めることができます。
橋は中央部で船舶が航行できるように、カーブを描いた形になっています。
このカーブのおかげで、少し高い位置から景色を見渡すことができるのです。
そして来間島は宮古島の南西部に位置しており、与那覇前浜ビーチの対岸にあります。
島の住民は200人にも満たないほどの小さな島です。
来間島人気観光スポット
①長間浜
長間浜は、来間島の西側にある穴場的ビーチです。
白いきめ細かな砂浜が1kmも続く美しいビーチで、シーズン外は人がほとんどいないため、静かに楽しむことができます。
特にサンセットや星空観測を楽しむことができたり、クマノミマンションを見つけたりすることもできます。
また、このビーチは映画やドラマのロケ地としても利用されたことがあり、作品を知っている人にとっては非常に訪れがいのある観光スポットです。
来間島人気観光スポット
②竜宮城展望台
竜宮城展望台は竜宮城をイメージした3階建ての展望台で、最上階からはエメラルドグリーンの海と来間大橋を一望することができます。
島内は平地が多いため、竜宮城展望台のような高台から景色が眺められるのは非常に貴重です。
展望台の下には駐車場や休憩スペース、土産物屋、カフェなどもあり、時間を忘れて楽しむことができます。
ちなみにカフェでは、有機栽培にこだわったオリジナルメニューを味わえます。
宮古島の橋を渡る際の注意点
宮古島の橋を渡る際には、いくつかの注意点を把握しておく必要があります。
旅行を存分に楽しむためにも、ぜひ参考にしてみてください。
旅行スケジュールに注意
宮古島を全体的に楽しむためには、3日間程度はスケジュールを確保しておくのがおすすめです。
特に橋を渡った先の島々も楽しみたい場合には、1泊2日では足りません。
長期連休などを上手く活用して訪れるようにしてみてください。
宮古島の天候に注意
宮古島を含めた沖縄県は、台風が多い地域としても有名です。
飛行機の日程に台風が被ってしまうと運休になる場合もあり、その時には1泊余分に過ごすことが余儀なくされるケースもあります。
そのため、夏〜秋にかけての台風が多くなる時期に宮古島を訪れる場合には、数日分の余裕をみてスケジュールを組みましょう。
宮古島の道路・交通事情
宮古島の橋を渡る時には、橋の上から綺麗な青い海を眺めることができますが、今回ご紹介したどの橋も駐停車は禁止されています。
そのため、レンタカーを停めて写真を撮影したり、休憩したりすることはできない点に留意して行動しましょう。
また、写真を撮りたい方は、徒歩で橋を渡るようにしましょう。
他にも、島の中にはガソリンスタンドが少ないため、市街地を離れる時間が長くなる場合には、ガソリンの量に注意が必要です。
タクシーなしで
橋が楽しめる!
宮古島バスツアー
運転免許が無い方でも、宮古島と周囲の5つの島々を巡る観光バスツアーを利用すれば、効率良く観光をすることができるでしょう。
もちろんこのツアーでは、3つの橋も渡ることができます。
観光バスの高い位置から眺める景色は美しく、バスガイドも島の隅々まで知り尽くしたベテランが務めているため、ディープな話題も聞けるかもしれません。
また、来間島ではフリータイムも設けられています。
さいごに
今回の記事では宮古島と周囲の離島、そして3本の橋についてご紹介しました。
宮古島には、周囲の島々を結ぶ橋があり、さまざまな特徴があります。
橋から眺める宮古島の景色は絶景であるため、ぜひルールを守りながら観光してみてください。
また、天候に左右されることが多いのも沖縄旅行の特徴なので、スケジュールはあらかじめ余裕をもって組むようにしましょう。