現地コラム
COLUMN
宮古島の生き物20選!宮古島在住スタッフが徹底解説します!
みなさん、こんにちは!
宮古島は海をはじめ、川やジャングルなど大自然広がる島です。
生き物も多種多様で、本土では見られない生き物たちがたくさん生息しています。
本記事では、宮古島の生き物についてご紹介いたします!
目次
宮古島の生き物20選
宮古島は、冬場でも日によって20℃以上の気温を記録するほど温暖な気候であることが特徴です。
温暖な環境によって、様々な種類の生き物たちが生息します。
宮古島の生き物・陸編
ここでは、宮古島の生き物たちを陸と海にジャンル分けして、ご紹介していきます。
陸編でご紹介する生き物はナイトツアーで見られる生物もいます!
①オオゴマダラ
日本最大の蝶々であるオオゴマダラの大きさはなんと最大13㎝~15㎝ともいわれています。
ふわふわと飛んでいるオオゴマダラはほんとうに美しく、魅了されてしまいます。
金色に輝くオオゴマダラの蛹も魅力的です。
②キシノウエトカゲ
宮古諸島・八重山諸島の全域に分布している固有種で石垣島にも生息しています。
体長約40cmにもなる、日本産トカゲ最大の種類で国指定の天然記念物に指定されています。
草地や海岸林など比較的開けた所でよく見かけられますが、外来種に捕獲されることが多く減少の一途をたどっています。
③ムラサキオカヤドカリ
ムラサキオカヤドカリは、海の近くの森林に生息しているヤドカリの一種で天然記念物に指定されています。
貝殻の中に水をため込むことで乾燥を防いでおり、水分補給をするために海岸近くのジャングルなどに生息しています。
④ヤシガニ
ヤシガニは陸上の甲殻類で最大種の生き物です。
オカヤドカリの一種ですが、進化の過程で貝殻に収まらなくなり、代わりに甲羅が発達しました。
寿命は50年以上あり、大型の個体のハサミの力は100㎏を超えると言われています。
⑤ミヤコカナヘビ
ミヤコカナヘビは宮古島の固有種であり、鮮やかな緑色が特徴的なトカゲです。
アオカナヘビと同一種としてされていましたが、1996年に新種として登録されました。
現地名では「クースファイア」と呼ばれていて、「クース」は唐辛子、「ファイヤ」は食べる人という意味だそうです。
現在外来種による捕食や生息地の減少によって数を減らしており、2016年に国内希少野生動植物種に指定されています。
⑥リュウキュウキンバト
リュウキュウキンバトは、光沢のある緑色の美しい羽根が特徴的で日本で一番小さい種類のハトとされています。
オスは額が白く、メスは灰色なため、容易に区別することができるという点も特徴です。
このリュウキュウキンバトも生息数が減少しているため、国の天然記念物として指定されています。
⑦サシバ
宮古島に飛来する渡り鳥であるサシバは、背部が赤褐色、腹部には細かな横縞があるタカの仲間です。
春から夏の間を宮古島で過ごし、冬が近付くとより暖かい東南アジアなどへ向けて飛び立ちます。
カエルやトカゲ、ヘビ、大型の昆虫も捕食するとされています。絶滅危惧種に指定されています。
宮古島の生き物・海編
宮古島といえば美しく透き通った宮古ブルーの海ですよね。
宮古島の美しい海にはどんな生物がいるのか気になるのではないでしょうか?
海に住む生き物たちの中にはシュノーケリングツアーでも出会える生物もいます!
⑧マンタ
宮古島を含め、沖縄の海ではマンタと出会うことができます。
主にナンヨウマンタが多くみられ、世界最大のエイとして知られている生き物です。
夏場がとくに遭遇率が高く、マンタの繁殖期である秋のシーズンには、数頭のオスがメスを追いかけるところを目にできます。
⑨ウミガメ
ウミガメは、自然が残る綺麗な砂浜にしか産卵しないため、訪れる海は限られます。
手付かずの天然ビーチがいくつもあるため、宮古島周辺の海では高確率でウミガメと出会うことができます。
宮古島ではアオウミガメが多くみられます。
⑩カクレクマノミ
ファインディングニモで有名になったカクレクマノミも、宮古島の海に生息しています。
イソギンチャクと共生しており、海底を見ているとひょっこりとイソギンチャクから顔を出すことがあります。
性別が変化することでも知られており、群れで一番大きい個体がメスになり、二番目に大きい個体がオスになります。
⑪リュウグウウミウシ
リュウグウウミウシは、宮古島の海で一年を通して見ることができるウミウシの仲間です。
とても鮮やかな色なので、シュノーケリングやダイビングでも人気な生き物の一つです。
ほかのウミウシやホヤを食べることもあるので衝撃ですね。
⑫アカミーバイ
アカミーバイは、体が赤色で胸びれ以外に青、黒みがかった斑点がある、体長40cm前後のハタ科の魚類です。
アカミーバイは方言での呼び名で、正式にはコクハンハタという名前です。
高級魚としてマース煮などの郷土料理として食されています。
⑬グルクン
グルクンは、沖縄県の県魚にもなっているスズキ目タカサゴ科に属する海産魚です。
正式名称はタカサゴですが、グルクンという名前で呼ばれる方が一般的と言えます。
よく釣ることができ、販売価格も安いので、沖縄の食卓に並ぶ頻度も高い、沖縄の地に馴染んだ魚です。
サンゴ礁や岩礁域で群をなすため、陸から投げ釣りすることもできますが、主に船釣りが多いです。
⑭ナンヨウハギ
青い体を持つ熱帯魚ナンヨウハギも、宮古島の海で見ることができる魚の一つです。
ナンヨウハギは、駿河湾以南からインド洋のサンゴ礁域や岩礁域まで幅広く生息。
『ファインディング・ニモ』ではドリーというキャラクターのモデルとなっています。
宮古島の生き物・危険生物編
宮古島の自然に住んでいる生き物たちは、美しく可愛いものばかりとは限りません。
次は観光の際に気を付けておきたい、危険な生物たちをご紹介します。
⑮ハブクラゲ
ハブクラゲは、ネッタイアンドンクラゲ科のハブクラゲ属に属しており、強い神経毒を有するクラゲです。
ハブクラゲに刺されると激痛が走り、触手がついた部位にはミミズ腫れや水疱、細胞壊死が生じます。
重傷の場合はショック症状の後に呼吸困難、心肺停止に陥り、最悪の場合死に至ることも。
非常に危険なので、防止ネットなどで管理されていないビーチへ赴く際は、細心の注意を払いましょう!
⑯エラブウミヘビ
エラブウミヘビは、海に生息するコブラ科エラブウミヘビ属の毒蛇です。
性格は温厚ですが毒はハブの80倍と、噛まれると命を落とすほど強力なため要注意です。
見た目はかわいらしい柄ですがとても危険なので、見つけたとしても決して近づかないようにしましょう。
⑰カツオノエボシ
カツオノエボシクダクラゲ目に属する刺胞動物であり、実はクラゲではなくヒドロ虫の仲間です。
名前の由来は複数のヒドロ虫が集まって形成された群体となっており烏帽子(エボシ)のような形をしているため。
触手には非常に強い毒があるので、刺されると激痛が走ります。
最悪の場合死に至ることもあるため、見かけても決して触れてはいけません。
⑱ヒョウモンダコ
ヒョウモンダコは体長10cmほどの小さなタコですが、唾液にフグ毒と同じ強力な神経毒を含んでおります。
大変恐ろしい生物であり、噛まれてしまった場合最悪死亡するケースもあるのです。
ヒョウモンダコは突ついたり刺激を与えると、体中に瑠璃色のリング状もしくは棒状の紋様が現れます。
豹柄に見えるため、“ヒョウモンダコ”と命名されました。
⑲オニヒトデ
オニヒトデは、サンゴのある海に広く分布しており、成体がサンゴを捕食することで問題になりました。
繁殖能力も高いため一時期大量発生し、大規模にサンゴが捕食されてしまいました。
オニヒトデに刺されると激痛が走り、アナフィラキシーショックにより重症になることもあります。
景観保護と安全性の確保、いずれの観点でも、多くの問題を抱える生物だと言えます。
⑳ハナミノカサゴ
ハナミノカサゴの背鰭を中心に毒を有しており、腹鰭の間にツルギがあるため、触れてしまうととても危険です。
刺されると激痛が走って患部が腫れ上がり、重症化すると吐き気や腹痛などの症状も出てしまいます。
刺されてしまった場合は、40〜45℃のお湯を患部にあてて応急処置を行います。
処置を行った後は速やかに近くの医療機関を受診する必要があることを覚えておいてください。
宮古島のおすすめ
アクティビティ5選
宮古島に住む生き物たちは、ジャングルや海の中など様々なフィールドに生息しています。
様々なフィールドで行うアクティビティでも珍しい生き物たちに出会えるかもしれません!
宮古島のおすすめアクティビティをご紹介します!
宮古島のアクティビティ
①ジャングル&星空ナイトツアー
最初にご紹介するツアーは”ジャングル&星空ナイトツアー“です。
夜空には無数の星を望むことができ、亜熱帯の自然の中には変わった生き物たちが多く生息します。
亜熱帯特有の生物たちもとても魅力的であり、ご存知かもしれませんがヤシガニはその中でも人気の生き物です!
甲殻類最大級のヤシガニを見ることができるのも石垣島ならでは。思い出に残るレア体験になるでしょう!
宮古島のアクティビティ
②ウミガメシュノーケリング
宮古島でのシュノーケリングツアーの一番の魅力は海の透明度です。
中でもウミガメとの遭遇率が高く非常に人気なツアーとなっています。
綺麗な海に加えて沢山のサンゴ礁やカラフルな魚たちと遭遇できます。
小さいお子様から大人まで楽しむことができます!
宮古島のアクティビティ
③パンプキン鍾乳洞
ケイビング&シーカヤック
潮が引いている限られた時間にしか訪れることができない場所「パンプキン鍾乳洞」。
鍾乳洞に入ると、すぐ目の前に現れるのが巨大なカボチャ型の鍾乳石です。
「パンプキンホール」とも呼ばれるその鍾乳洞への入り口へはカヌーで向かいます。
ケイビングとカヌー(シーカヤック)を一度に楽しめる一石二鳥のツアーです!
宮古島のアクティビティ
④ビーチSUP
ビーチからSUPを漕いで宮古ブルーの海を満喫できます!
SUPでは立ったり座ったり寝転んでみたり、様々な体勢で楽しめるのも醍醐味。
初めての方でもガイドがしっかりとレクチャーをするので安心して参加できます。
宮古ブルーの海をSUPで楽しみながらご案内いたします!
宮古島のアクティビティ
⑤ウミガメシュノーケリング&
ビーチSUP/カヌー
シュノーケリングツアーとSUP/カヌーツアーが一つになった大人気1日プランです!
ビーチからのエントリーで初心者の方でもお楽しみいただけるプランになっています。
ビーチSUP/カヌーではお好きなアクティビティをお選びいただけます!
宮古島の海を1日通して満喫しちゃいましょう!
さいごに
宮古島の生物についてご紹介させていただきましたがいかがでしたでしょうか?
本土では見られない多種多様な生物たちが、たくさん生息していることがわかりますね。
危険な生き物も生息しているため、海などの自然の中で遊ぶ際には事前に調べておくことが大切です。
宮古島を訪れた際は、安全面に気をつけながら数々の生き物観察を楽しんでみてください!