現地コラム
COLUMN
宮古そばってなに?沖縄そばとの違いは?おすすめのお店5選を宮古島在住ガイドが徹底解説!
みなさんこんにちは!
宮古島最大級のアクティビティショップ
「宮古島 ADVENTURE PiPi」です!
宮古島に来たら、沖縄グルメや郷土料理に興味をお持ちの方もいるかと思います。
そこで、今回は宮古そばと沖縄そばの違いや特徴、そして美味しい宮古そばが食べられるおすすめの飲食店をご紹介してまいります。
宮古島旅行をお考えの方も、ぜひ旅行中の食事処選びの参考にしてみてください。
目次
宮古そばとは?
宮古島で親しまれている郷土料理の宮古そばですが、沖縄そばとはどう違うの?と疑問に感じているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実際に宮古そばと沖縄そばは、似ているようで全く異なる特徴を持っています。
例えば、味の濃さから具材、具材の乗せ方まで細かな違いがあり、それぞれにしかない魅力や歴史があるのです。
宮古そばの歴史
宮古そばの原点でもある沖縄そばの発祥は、14世紀から15世紀頃といわれており、非常に長い歴史があります。
諸説あるため、沖縄そば、宮古そばともに詳細な時期は判明していないものの、かつて中国から伝わった料理で宮中料理として出されていたものに手を加えていき、徐々に現代の沖縄そばが完成したとされています。
宮古そばは、そんな沖縄そばの影響を受けて誕生したものですが、おそらく大正時代、もしくは昭和初期から戦後にかけて普及していったものという説が有力です。
当時は、沖縄そばで使用するかんすいを使用しない手打ち麺と、麺の上に乗せる具材をあえて麺の下に埋める、という独特の宮古島スタイルでつくられていました。
そのスタイルは現在でも変わっておらず、宮古島特有のそばとして親しまれています。
具材を麺の上に乗せない理由にも諸説あり、当時具材の豚肉が贅沢品だったため、税制対策として隠して食べていたという説や、沖縄そばとの差別化を図るためなどという説もあります。
宮古そばと
沖縄そばの違い
宮古そばと沖縄そばとの最大の違いはやはり、豚の三枚肉やかまぼこといった具材を麺の下に入れるという点です。
そのため、両者をパッと見ただけでも違いは一目瞭然で、具材が麺の上に乗っていないスタイルこそ元祖宮古そばのものと言われています。
ここでは宮古そばと沖縄そばの違いについて詳しくご紹介します。
宮古そばの特徴
宮古そばは、具材が麺の下に隠れているだけでなく、あっさりとした出汁の味と麺の種類が平麺であることも特徴的です。
また、大きく分類すれば沖縄そばとも言えますが、原則宮古島発祥のそばのみを宮古そばといいます。
また、出汁は鰹出汁が主流で具材は豚の三枚肉の他に、宮古島特産の波打ち形状のかまぼこを薄く切り、麺の下に盛り付けます。
最後に麺の上には刻みネギのみをトッピングし、かけそばのような見た目にするのが伝統的な宮古そばの完成系です。
沖縄そばの特徴
沖縄そばは、小麦粉にかん水を加えてつくられる中華麺(ちぢれ麺)を使用し、鰹出汁や豚骨出汁で仕上げたこってりめのスープが特徴です。
豚の三枚肉、ねぎ、紅生姜、棒かまぼこなどの具材を麺の上に乗せるスタイルが定番です。
近年ではさまざまアレンジが加えられたそばも人気で、ソーキそばや野菜そば、軟骨ソーキそばなど、違ったスタイルで楽しむこともできます。
家庭やお店によってさまざまな味のそばが楽しめるというのも、アレンジしやすい沖縄そばの魅力です。
宮古そばのおすすめの
お店5選!
せっかく宮古そばをいただくのなら、老舗の人気店や地元民にも太鼓判を押され美味しいと評判の店に行ってみたいところです。
そこでここからは、おいしい宮古そばが食べられるおすすめのお店を5選ご紹介していきます!
伝統的なスタイルのものから、誰でも親しみやすい宮古そばまで多数ご紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。
古謝そば屋
「古謝そば屋」は、宮古島で古くから伝わる宮古そばの味を守り続けている、老舗の名店です。
昭和7年に創業したという歴史あるお店で、当時からその味を変えることなく提供し続けています。
地元の人々は、その素朴で懐かしく、今でも変わらない宮古そばの味を求めて、足繁く店に通うといいます。
なお、伝統的なソウルフードを提供している一方で、店内は広くおしゃれな内装となっており、観光客でも入りやすいのが魅力です。
住所 | 沖縄県宮古島市平良下里 1517-1 |
営業 時間 |
11:00~16:00 |
定休日 | 水、金曜日 |
電話 | 0980-72-8304 |
公式 HP |
古謝そば屋 |
丸吉食堂
元祖宮古そばが食べられる「丸吉食堂」は、創業60年の老舗です。
観光シーズンには大行列ができるほどの人気店で、にんにくの効いた豚骨スープがクセになる味です。
また、店内は昔ながらの食堂の雰囲気があり、宮古島のローカルなムードを感じることもできます。
住所 | 沖縄県宮古島市城辺砂川 975-1 |
営業 時間 |
10:30~14:00 |
定休日 | 火、金曜日 |
電話 | 0980-77-4211 |
じんく屋
「じんく屋」は、製麺所の直営店として経営されている、麺が自慢のそば屋です。
全体的にリーズナブルな価格にもかかわらず、本格的な宮古そばが食べられるとして、地元客、観光客ともに人気があります。
また、具材に関してもこだわりがあり、市場から直接仕入れた新鮮な食材を使用しているため、そば一杯でも、宮古島特産の素材を楽しむことができるでしょう。
その他定食も人気ですが、どのメニューにもそばが付いてくるため、宮古そばも他の料理も両方食べたいという方には特におすすめです。
住所 | 沖縄県宮古島市平良下里 84 |
営業 時間 |
11:00~14:30 |
定休日 | 日、月曜日 |
電話 | 0980-73-4017 |
公式 |
じんく屋 |
大和食堂
大和食堂の人気メニューは、何といっても昔ながらのスタイルと素朴な味が自慢の宮古そばです。
縮れのないストレート麺と、鰹出汁が効いたスープが非常にマッチしており、あっさりと食べられます。
こちらも伝統的な宮古そばスタイルを守り、麺の上にはネギのトッピングのみ、他の具材は麺の下に隠されています。
なお、カレー粉をかけて食べる「味変」も大人気ですので、ぜひ一度お試しください!
住所 | 沖縄県宮古島市平良西里 819-3 |
営業 時間 |
9:40~15:30 17:15~19:00 |
定休日 | 火曜日 |
電話 | 0980-72-0718 |
お食事処すむばり
地元の大衆食堂として愛されている「すむばり」は、豊富なメニューとボリューム満点の料理が人気です。
タコを使ったメニューが豊富で、宮古そばのメニューの中にも、墨入りタコそばやタコ炒めそばなどもあります。
また、そばだけでなく、丼ものや定食も食べられることも、すむばりの人気のポイントです。
このようにすむばりは、お食事処として地元の人からも、観光客からも愛されている飲食店です。
住所 | 沖縄県宮古島市平良狩俣768-4 |
営業 時間 |
11:00~17:00 |
定休日 | 水曜日 |
電話 | 0980-72-5813 |
公式 HP |
お食事処すむばり |
宮古島のおすすめ
観光スポット5選!
続いては、宮古島でおすすめの観光スポットをご紹介してまいります。
どこも、宮古島の自然が生かされた美しいスポットばかりでまさに「ここでしかできない」体験が叶います。
ぜひとも、自然が満載の名所を訪れて、宮古そばを食べる前に腹ごなしをしておきましょう!
イムギャーマリンガーデン
宮古島には有名なビーチが多数ありますが、その中でも異彩を放つ個性派なビーチ、それが「イムギャーマリンガーデン」です。
このビーチは、天然でできた入り江の形状を生かした海浜公園でもあり、海水浴や絶景スポットとして人気です。
ビーチは波が穏やかで、その静かなビーチを取り囲む岩山は非常に存在感があります。
また、敷地内には展望スペースや遊歩道も設置されているので、海を眺めたり、時間を気にせずにゆっくりと散歩をしたりするのにも良いでしょう。
竜宮城展望台
宮古島を代表する白い砂浜が魅力の、与那覇前浜ビーチ対岸に位置する来間島には、「竜宮城展望台」という名の展望台が設置されています。
竜宮城という名の通り、外観が竜宮城のような形をしているので、展望台そのものを撮影する観光客も多いほど人気です。
また、この展望台からは、決して期待を裏切ることのない宮古ブルーの大絶景や、海に浮かぶ離島の島々を望むことができます。
さらに観光名所である伊良部島や、伊良部大橋も見渡せるため、宮古島随一の絶景ポイントと呼ばれるのも納得です。
添道サガリバナ
沖縄県では6月下旬から7月中頃にかけて開花する、サガリバナという花があることをご存知でしょうか。
サガリバナは奄美大島から南の地域にしか自生しないと言われており、また咲き始めるのも夕暮れで、朝には散ってしまうという何とも神秘的で貴重な花です。
そんなサガリバナを、開花シーズンに見ることができるのが、「添道サガリバナ群生地」です。
毎年、開花シーズンに宮古島環境クラブが開催する夜のお花見会も人気で、多くの人々がその貴重な花を一目見ようと立ち寄るスポットとなっています。
東平安名崎
「東平安名崎」は、宮古島の最東端に位置する、国指定の名勝です。
日本の都市公園百選にも選ばれるほどの絶景であり、その岬の全長は2kmにも及びます。
目の前に広がる真っ青な海や空に圧倒されると同時に、喧騒のない大自然と心地よい風に癒されて、ふいに日常を忘れてしまうかもしれません。
また、この岬には200種類に及ぶ植物やテッポウユリという白い花も群生しており、ここでしかお目にかかることのできない貴重な植物たちの宝庫ともなっています。
島尻のマングローブ
「島尻マングローブ」は、宮古島最大級のマングローブ群生地です。
宮古島に自生している全種のマングローブを見ることができるので、マングローブを見に行ってみたいという方は、まず訪れるべき場所と言えるでしょう。
通常は、河川がない場所ではマングローブは発達しないといわれますが、このマングローブは海岸近くの地下水脈によって発達したという、何とも希少なマングローブです。
植物地理学上でも注目されており、宮古島の天然記念物として指定されています。
1日ツアーの合間に
宮古そばが楽しめる!
宮古島のおすすめ
アクティビティ3選
宮古島の海やビーチを堪能しつつ、その合間に宮古そばも楽しみたいという方におすすめの、宮古島アクティビティツアー3選をご紹介します。
アクティビティツアーで宮古島を十分に満喫しつつ、昼食に地元グルメを取り入れられて一石二鳥です。
ぜひチェックして、お好みのツアーを見つけてみてください!
宮古島完全制覇プラン
(SUP×シュノーケル×
ケイビング×カヌー)
「宮古島を1日で完全制覇できる!」そんな大満足の体験ができる宮古島完全制覇プランなら、自由に海を眺めたりSUPやカヌーを体験したりすることができます。
シュノーケリングやカヌーは、海中の生き物を観察しながらゆったりと進められるアクティビティであるため、初心者の方にも人気があります。
また、長い年月によってかぼちゃのような形になった珍しいパンプキン鍾乳洞では、カヌーで漕ぎながら、ガイドとともに探検を楽しめるでしょう。
同行する現地ツアーガイドは、カヌーやシュノーケリングのサポートだけでなく、地元でおすすめの食事処についても教えてくれます。
休憩時間には、近隣の食事処で宮古そばを堪能するのも楽しみとなるに違いありません。
宮古島満喫セット
(ウミガメシュノーケリング&
パンプキン鍾乳洞&シーカヤック)
ウミガメを捜すシュノーケリングとシーカヤックを体験できる上、宮古島ではパワースポットとして有名なパンプキン鍾乳洞にも行くことのできるツアーです。
シュノーケリングでは、輝く透明な海の中を覗きながら泳ぎ、全身で海を体感できます。
また、高確率でウミガメと出会えるスポットへ案内してもらえるため、運が良ければウミガメと一緒に泳ぐという、貴重な体験ができるでしょう。
シーカヤックは目線が低くより近くで海を見ることができることもあって、カヤック船から海中の魚達を見て楽しむことも可能です。
宮古島の海を大満喫したい方は、ぜひこちらのプランをご利用ください。
宮古島大冒険セット
(SUP×パンプキン鍾乳洞探検
&カヌー)
こちらは、宮古島を冒険し尽くす、SUP、パンプキン鍾乳洞探検、カヌークルージングを1日で体験できる大人気のプランです。
絶景ビーチを中心にSUPをし、カヌークルージングでパンプキン鍾乳洞をケイビング(探検)します。
SUP、カヌー、ケイビングを一度に体験できるので旅の1日をアクティビティで充実させたいという方にはうってつけです。
また、ランチタイムには、ツアーに同行する専属ガイドにおすすめの飲食店を聞いて、宮古そばなどが美味しいお店へ行ってみましょう。
地元の食べ物を楽しめるクーポンももらえるので、ぜひご活用ください。
その他にも、ウェットスーツやカヌー・シュノーケリング道具一式のレンタルもあります。
さいごに
宮古そばと沖縄そばの違いをはじめ、宮古そばの魅力、そして宮古島の人気スポットやツアーをご紹介してまいりました。
宮古そばを召し上がったことのない方も、一度は食べてみたい!と感じたのではないでしょうか。
宮古島の名所とツアーを堪能しつつ、お腹が空いたら、ぜひ美味しい宮古そばのお店へ訪れてみてください。
きっと、宮古島現地でしか味わうことのできない宮古そばの味に魅了されること間違いありません。