現地コラム
COLUMN
国内随一のリゾート地、宮古島で楽しめるおすすめアクティビティ
目次
宮古島の海が人気な理由
国内に数ある観光スポットの中でも有数の人気を誇っているのが、沖縄本島から南西およそ300kmに位置している宮古島です。
周辺にある7つの島を合わせた宮古群島の総称として宮古島と呼ばれることもあるこの島は、海中のサンゴ礁が隆起して生まれた島として知られています。
そんな成り立ちの島だけに、宮古島にある多くの砂浜は通常の砂ではなく微細に砕けたサンゴで形成されています。
石灰質でできたサンゴの体は、砕けると美しい純白の砂へと姿を変え、その積み重ねで形作られてきたのが宮古島の白い砂浜です。
さらに海中のサンゴも海を浄化する役割を担っており、宮古島の青い海はサンゴの働きによって生み出されているのです。
また、宮古島の海は沖縄県の中でも特に透明度が高いとされています。
これは宮古島の地形が影響しており、全体的に平たく標高の低い宮古島には山や川が存在しません。
そのため山から川へ、河口から海へと土や砂が流れ出ることがなく、その点も宮古島周辺の海を美しく保つための一因を担っているのです。
沖縄県には魅力ある島がいくつもありますが、海そのものを楽しみたいのであれば宮古島旅行が断然オススメ!
今回はそんな宮古島の魅力について紹介していきます。
宮古島のおすすめアクティビティ
宮古島と周辺の島々のいくつかは橋で繋がっており、それぞれに特色を持った美しいビーチが点在しています。
年間を通じて気候が温暖なため、夏場はもちろん本土が寒くなる季節でも水辺での遊びを存分に楽しむことができるのです。
では、そんな宮古島の海辺でチャレンジできる魅力的なアクティビティの数々を見ていきましょう!
宮古島アクティビティ①シュノーケリング
まず宮古島のアクティビティを語る上で外せないのが、水中メガネと呼吸用のシュノーケル、足用のフィンなどを装着して海を泳ぐシュノーケリングです!
「宮古ブルー」と称される青く澄んだ海は、燦燦と日が照っている日であればまるで宝石のようなきらめきを見せてくれます。
夏場のアクティビティとして心地よい海を楽しめるのはもちろんのこと、宮古島の海は冬場でも20℃以上の温度を保っています。
そのためウェットスーツを適切に着用すれば、寒さを味わうこともなく海中の景色を堪能することができるのです。
またサンゴ礁の海ではファインディング・ニモで有名なカクレクマノミをはじめとした愛らしい熱帯魚たちが戯れており、天然の水族館さ
ながらの光景を味わうことができるでしょう。
宮古島アクティビティ②ビーチSUP
スタンドアップパドルボード(Stand Up Paddleboard)、またはスタンドアップパドルサーフィンというマリンスポーツがあります。
略称として頭文字を取ってSUPと呼ばれるこのアクティビティは、サーフボードの上に立って、ボートのようにパドルを漕ぐというハワイ発祥のマリンスポーツです。
日本ではまだそれほど知名度が高くないSUPですが、実はヨーロッパやアメリカでは海を楽しみながら高いフィットネス効果を得られるとして大注目を浴びているのです。
かといって決して激しい運動というわけではなく、老若男女を問わず気軽に楽しめるという点もSUPのメリットの一つ。
パドリングによって全身運動を行いながら、同時にゆらゆらと心地よく波に揺られる感覚も味わえるでしょう。
そんな誰にでも楽しむことのできるSUPは、宮古島でももちろん体験することが可能です。
流行の最先端とも言えるSUPにチャレンジしてみるのも良いのではないでしょうか。
宮古島アクティビティ③ビーチカヤック
水辺のアクティビティと聞いて多くの人が思い浮かべる一つは、小舟に乗ってパドルを漕ぐカヤックではないでしょうか。
カヤックに対して、難しそうというイメージをお持ちの方もいらっしゃいますが、実は構造上かなり転覆しにくい造りとなっているため、
初心者の方でも心配はいりません。
また、アクティビティのビーチカヤックは基本的にインストラクターが帯同して行われるため、もしひっくり返ってしまったとしても安全なのです。
競技で行われるカヤックとは異なり、ビーチカヤックはのんびりと自分のペースで海を楽しむためのアクティビティ。
ゆっくりと波間を漕ぎ進み、飛沫を浴びながら過ごす穏やかな時間は、忙しない日常を忘れさせてくれる魅力を秘めています。
カヤックなんて一度も乗ったことがないという方も、宮古島観光を期に一度体験してみるのはいかがでしょうか?
宮古島アクティビティ④パンプキン鍾乳洞探検
パワースポット巡りは観光旅行の醍醐味の一つですよね。
宮古島のパワースポットとして非常に有名なのが、パンプキン鍾乳洞、またはパンプキンホールと呼ばれる洞窟です。
全国にも観光スポット化している鍾乳洞は多々ありますが、実はこのパンプキン鍾乳洞、海からしか入ることができないという非常に珍しい特徴を持っています。
パンプキン鍾乳洞へは、宮古島南東部の保良泉(ぼらがー)ビーチと呼ばれる浜辺から干潮の時間を狙って海沿いを歩いていくという、何とも神秘的な向かい方をするのです。
青い海を眺めながら水辺を進んでいくと、やがて海中の岩間に大きく口を開けた洞穴が姿を現します。
さらに水中に身を浸しながら内部へと入っていくと、そこに鎮座しているのがまるでカボチャのような丸く巨大な鍾乳石!
およそ直径4mにも及ぶサイズ感には思わず圧倒されてしまうこと間違いなしです。
水中を進まなくてはならない場所もあるため、難易度が高いように思えるかもしれませんが、パンプキン鍾乳洞へはツアーに参加して向かうのが基本です。
ライフジャケットを着用して参加するため溺れる心配もなく、お子様でも気軽に体験できるアクティビティとなっています。
龍神が宿る場所とも言われている神聖なパワースポットの空気を浴びられる、オススメ度の高いアクティビティです!
宮古島アクティビティ⑤星空&ジャングルナイトツアー
海と青空のイメージが強い宮古島ですが、実は美しい星空を眺めることができるスポットとしてもその名を知られています。
空気の澄んだ土地ほど透き通った夜空が見えるというのは有名な話。
離島である宮古島はその条件をしっかりと満たしています。
さらに、宮古島は起伏の少ない地形に加えて高い建物が少なく、街明かりのない場所も多いため、島内の至るところに絶景スポットが点在しているのです。
季節によっては天の川が鮮明に見られることもしばしば。
本土では見ることのできない南十字星を目にすることもできてしまいます。
また、ジャングルナイトツアーはそんな満天の星空の下で亜熱帯のジャングルの夜を楽しんでしまおうという人気の企画。
マングローブ林をガイドの先導で進んでいくと、ヤシガニをはじめとする南国特有の珍しい動植物たちが顔を見せてくれるでしょう。
大人はもちろん、お子様連れでも一生の思い出になってくれること間違いなしの体験です。
宮古島アクティビティ⑥ダイビング
上記でご紹介させていただいたシュノーケリングよりさらに本格的に宮古島の海中を味わいたいのであれば、ダイビングにチャレンジしてみると良いかもしれません。
シュノーケリングはシュノーケルを装着して海面へと筒を出して呼吸を行うというもので、海面から水中を覗くか、短時間潜って息継ぎのために上昇することもできます。
対してダイビングは、水中で呼吸するためのタンクを背負い、その空気を吸うためのレギュレーターを口にくわえるなど重装備を身に付けて海中へと潜るアクティビティ。
なかなか大掛かりな装備にはなりますが、そのおかげでダイビング中は息継ぎを気にする必要がありません。
おかげで海中深くへ心置きなく潜水することができ、宮古島の優雅な海中を思う存分に眺めることができるのです。
また、ダイビングは事故率0.01%とも言われる安全なスポーツなので、きちんとインストラクターの指導に従えば安全に体験することができます。
宮古島はダイビングが盛んな土地で、島内になんと60以上のダイビングショップが点在しているのです。
店舗によって、ツアー内容や料金、初心者向けか上級者向けかなど、さまざまに分かれていますので、参加をお考えの際は事前によく下調べをしておくことをオススメします。
宮古島アクティビティ⑦サンセットSUP/カヌー
宮古島の海は、時間帯によってその表情を変える点も魅力の一つ。
澄んだ海だからこそ陽光を反映して、さまざまな色彩を見せてくれるのです。
その中でもとりわけ人気の時刻は艶やかな夕暮れ時。
遮るものが何もない海の向こうへとオレンジ色の夕日が傾いていき、それを映した海面がキラキラときらめく光景はまるで映画のワンシーンのように鮮烈です。
そんなサンセットの海上をSUPやカヌーで漂ってみるのはいかがでしょうか。
特にカヌーは乗りこなすのも難しくなく、一度海へと漕ぎ出してしまえば誰にも邪魔されずにゆったりと過ごすことができます。
二人乗りすることも可能なため、カップルでムードに浸る一時を送るのも悪くないかもしれません。
宮古島アクティビティ⑧サンライズSUP/カヌー
海を堪能できる時間帯としては、夜明け前も大いに人気を集めています。
早朝の凛とした空気の中、薄明の水平線から昇ってくる太陽を海の上から眺める体験は、間違いなく一生の思い出となってくれることでしょう。
また、日の出を拝むためのツアーは必然的に早朝からのスタートとなるため、旅行中の貴重な一日をしっかりと早起きしてスタートできるという点でも大いにオススメです。
夕暮れと夜明け、両方の時間帯を味わってこそ宮古島観光をコンプリートしたと言えるかもしれません!
宮古島アクティビティ⑨パラセーリング
海だけでなく、空もまた宮古島の魅力の一つ。
土地が平坦かつ高層ビルのような障害物が少ない宮古島では、パラセーリングでの空中散歩を体験することも可能です。
山や高い建物がないため遮るものなく全域を見渡せて、青空、海、砂浜や近隣の島々、それを繋ぐ美しい橋といった、宮古島特有の絶景が眼下に広がるのを堪能できます。
加えて透明度の高い宮古島の海は、上空から見下ろした時に海中の生物の姿をはっきりと捉えられることがあるのです。
遥か上からウミガメの背中を発見できるのは、宮古島のパラセーリングだけ。
高空で海風を浴びる爽快感を、ぜひ味わってみてください!
宮古島アクティビティ⑩釣り
水辺での遊びと言えば、釣りを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
宮古島は海に囲まれているため、豊富な釣りスポットが点在しています。
港、海岸、磯に公園、さらには船釣りとさまざまなロケーションでフィッシングを楽しむことができ、アジやクロダイ、イカなどを釣り上げることが可能です。
島内に釣具店は数店あるのはもちろん、釣具のレンタルショップも揃っており、愛用の道具を持ち込むことも、現地調達もでき、お好みの
スタイルで楽しむことができるようになっています。
釣りをご趣味にされているのであれば、一度は離島で思う存分釣りに没頭してみるのも良いかもしれませんね!
宮古島アクティビティ⑪ナイトカヌー
上記でご紹介させていただいたように、宮古島は星空の美しさにも定評のある土地です。
そんな輝かしい夜空の下、カヌーで海上に漕ぎ出してみたいと思いませんか?
力強い活力にあふれた昼の宮古島とはまるで異なり、夜の宮古島は静謐で神秘的な魅力を湛えています。
暗闇の中で頭上一面に星の海を見上げる体験は、きっと鮮明に記憶に残り続ける感動体験となってくれるはずです。
年間を通して温暖な宮古島では、夜のカヌーも通年で楽しむことができ、平均2時間ほどでこなせるアクティビティとなっています。
ぜひとも天然のプラネタリウムを体感してみてください!
宮古島のアクティビティ参加時に必要な持ち物・服装
アクティビティを目的として宮古島を訪れる際は、いくつか必携とも言える持ち物があります。
沖縄本島よりもさらに南に位置する宮古島の気温は年間を通して温暖であり、冬場であっても最低気温で15℃ほどのため厚着を持ち込む必要はありません。
しかし、夏場であっても必ず持ち込むべきなのが薄手のカーディガンです。
気温の高い宮古島では屋内などで予想よりも強い冷房が効いているといった場合が多く、思わぬところで体を冷やしてしまいかねません。
特に水辺でのアクティビティ参加後は体が濡れたことで冷えていますので、注意が必要です。
また遮蔽物のない宮古島の海辺は強風が吹くことがあるため、その点も含めて思わぬ寒さに気を付けなくてはなりません。
適宜対応できるように、季節を問わず体温調整の手段を持ち込んでおくべきでしょう。
加えて、水辺のアクティビティにはビーチサンダルを持ち込みたいところです。
宮古島の浜辺はサンゴ礁の破片で形成されているため、通常の砂場よりもサンダルの必要性が高いでしょう。
岩場を歩く際に対応できるよう、歩きやすいサンダルを一つ持っておけば何かと利便性を感じられるかもしれません。
まとめ
今回は、宮古島のさまざまなアクティビティをご紹介させていただきました。
美しい海を堪能するも良し、島内の自然を楽しむも良し、選択肢がたくさんある宮古島。
南国旅行での限られた時間を目一杯楽しめるよう、しっかりと下調べをしてスケジュールを組んでみるのもいいかもしれませんね。
島内のあちこちを気軽に巡れる距離感も宮古島の魅力の一つですので、ぜひ多種多様なアクティビティを体験してみてください!