現地コラム

COLUMN

宮古島 八重干瀬(やびじ)について宮古島在住スタッフが徹底解説します!

2023-09-15 01:45

みなさんこんにちは!

 

宮古島最大級のアクティビティショップ
「宮古島 ADVENTURE PiPi」です!

 

宮古島と聞くと何を思い浮かべますか。

 

青い海や白い砂浜と答える方がほとんどではないでしょうか。

 

確かにそれらも間違いではないのですが、私が最もオススメしたいのが八重干瀬(やびじ)です。

 

本記事では、そんな八重干瀬(やびじ)について宮古島在住スタッフが徹底解説します!

 

国内最大の卓状サンゴで
ある八重干瀬(やびじ)とは

サンゴ

八重干瀬は、池間島の北側にある周囲25kmにも及ぶ日本最大の卓状サンゴ礁群です。

 

国の名勝及び天然記念物に指定されており、非常に大きなサンゴ礁の総数はなんと100種類以上!

 

大潮の干潮時には、海中のサンゴ礁が海面に姿を現すため、別名「幻の大陸」とも呼ばれ、宮古島屈指のダイビング、シュノーケリングスポットとなっています。

 

八重干瀬(やびじ)は、日本国内でも屈指の透明度を誇ります!

 

八重干瀬(やびじ)の
名前の由来とは

八重干瀬

八重干瀬と書いて「やびじ」と読みます。

 

地域によって「やえびし」「やぴし」などとも読んだりするようですが、正式名称としては「やびじ」が採用されています。

 

干瀬(ひし)とは、奄美地方で島周辺に広がる珊瑚礁を表し、それが何重にも重なっていることが名前の由来だと言われています。

 

八重干瀬(やびじ)は
どこにある?

八重干瀬

八重干瀬(やびじ)は、宮古島から北に5~15km離れた海域にある周囲約25kmの国内最大のサンゴ礁群です。

 

日本のグレートバリアリーフとも呼ばれており、大変貴重で珍しいスポットと言えます。

 

色とりどりのサンゴ礁に無数の熱帯魚が群がるポイントが多数あり、どこをとっても圧巻としか言いようがない光景を目にすることができます。

 

まるで海中を彩る竜宮城のような場所といえるでしょう。

 

八重干瀬(やびじ)でできる
おすすめアクティビティ

八重干瀬(やびじ)は、2000年に「八重山諸島のサンゴ礁」の一部として、ユネスコ世界自然遺産に登録されています!

 

その世界自然遺産の海で泳いで見ましょう!

 

ここでは、八重干瀬(やびじ)でおすすめアクティビティをご紹介します。

 

八重干瀬(やびじ)シュノーケリング

シュノーケリング

八重干瀬(やびじ)を初心者でも楽しむためのアクティビティといえば、シュノーケリングです。

 

浅瀬にもたくさんのサンゴ礁が生育しており、それこそ干潮時には、海中のサンゴ礁があちらこちらの海面に姿を現すほど。

 

サンゴ礁自体が防波堤の役割を果たしてくれており、波がとても穏やかなおかげで、子どもや年配者、初心者でも、シュノーケリングを気軽に楽しむことができます。

八重干瀬

浅瀬にもサンゴ礁は多いため、そこに太陽の光が当たり、色とりどりのサンゴをクリアな状態で楽しめます。

 

ツアーに参加すればシュノーケルやゴーグルの貸し出しもあるので、持参物は水着とタオルくらいでオーケーです。

 

ほとんど手ぶらで海中の素晴らしい世界を堪能できます。

 

八重干瀬(やびじ)ダイビング

ダイビング

シュノーケリングより、ディープに八重干瀬を体感したいのであれば、やはりダイビングがオススメです。

 

ダイビングであればシュノーケリングより深く潜ることができるので、イソバナやリュウキュウキッカサンゴといったサンゴの群生地をじっくり観察することが可能になります。

 

岩場の裏側などの地形も楽しみたい方やサンゴ礁をより身近に楽しみたい方には断然ダイビングがオススメです。

ダイビング

サンゴ礁の外側は潮の流れが速いため、ダイビング慣れしている人でないと行くことができません。

 

ですが、この海域はマグロなどの大型の回遊魚を見つけることができるほか、興味深いスポットがたくさんあります。

 

八重干瀬(やびじ)で
出会える海の生き物

八重干瀬(やびじ)は、サンゴ礁だけではなく数多くの海洋生物が生息しています。

 

ここでは、八重干瀬(やびじ)で出会える魚についてご紹介します。

 

ウミガメ

ウミガメ

宮古島に来たらウミガメを見たいですよね!

 

ウミガメは、八重干瀬(やびじ)でも見ることができますが宮古島周辺のビーチでも見ることができます。

 

宮古島に来たら、ウミガメと一緒に泳いで見よう!

 

ミーバイ

ミーバイ

ミーバイはハタの一種で、世界中にはこのハタの仲間が190種類も生息しています。

 

そして宮古島にも何種類かのミーバイがおり、アーラーミーバイといって大型で体長2メートル、重さ300キロを超えるようなレアものが見つかることも。

 

なかでもアカジンミーバイは沖縄の三大高級魚の1つに数えられるお魚です。

 

こうしたミーバイたちはサンゴ礁の近くに生息することが知られており、八重干瀬(やびじ)でもよく見ることができる魚です。

 

チョウチョウウオ

チョウチョウウオ

チョウチョウウオは体長20cm程度で、手のひらくらいの大きさの魚です。

 

背びれが黄色く大きな黒色斑があるのが特徴です。

 

熱帯魚を見たことがある方は、大抵の方がこの魚も見たことがあるというくらいメジャーな魚と言えるでしょう。

 

サンゴ礁の中をヒラヒラと泳ぐ姿がまるで蝶のように見えたことからこの名がついたと言われています。 

 

スズメダイ

スズメダイ

スズメダイは八重干瀬でも時々顔を覗かせる魚です。

 

基本的には日本本土付近に生息していますが、八重干瀬あたりでも見ることができます。

 

浅瀬に棲む魚なので八重干瀬は絶好の生息地になっているようです。

 

沖縄の方言ではヒカアグヮなどとも呼ばれています。

 

クマノミ

クマノミ

ディズニー映画で人気者となったカクレクマノミ

 

綺麗なオレンジ色と白い帯で、イソギンチャクの中からときどき顔を出す姿がたいそう愛らしい魚です。

 

熱帯魚の中でも特に可愛らしいワッギングという泳ぎ方をすることが特徴で、その姿はとても可愛らしく見えます。

 

その体を上下に振り泳ぐ姿にきっとあなたも癒されることでしょう。

 

ロウニンアジ

ロウニンアジ

ロウニンアジは、アジ類ではヒラマサの次に大きな魚。

 

名前の由来は、その泳ぐ姿が武士の浪人が一人でのらりくらり歩いている様から来ているようです。

 

成魚では180センチになるものもあります。

 

水深やや深めの場所に生息していますので、その大きさからもダイビングの鑑賞対象として人気があります。

 

八重干瀬(やびじ)の
おすすめスポット

宮古島 サンゴ礁

八重干瀬(やびじ)の周囲のサンゴ礁やリーフポイントのほとんどには名称がつけられています。

 

主に、人体の名前や動物の名前がつけられています。

 

ここでは、八重干瀬(やびじ)のおすすめスポットをご紹介します。

 

ドゥ

サンゴ礁

ドゥは、八重干瀬で最大のリーフにあたる場所です。

 

名前の由来は人の胸あたりを意味しています。

 

人気の熱帯魚であるクマノミやスズメダイの他にフタイロハナゴイなども生息しており、まさに水中の楽園です。

 

サンゴの大きさが他のリーフに比べて大きく、それを見れば八重干瀬の中心部であることが一目瞭然で、誰もが納得できることと思います。

 

サスン

サンゴ礁

サスンは、他の八重干瀬のスポットに比べて非常に浅瀬にあります。

 

そのためシュノーケリングのスポットとして非常に人気があり、手を伸ばせば届きそうだと思えるほど間近に、サンゴや熱帯魚を見ることができます。

 

また、多くのサンゴ礁が生息しており、サンゴ礁が目いっぱいに飛び込んでくるスポットです。

 

ユラビジ

サンゴ礁

八重干瀬でたくさんの種類の熱帯魚を見たいと思ったら必ず訪れたいスポットがユラビジです。

 

多くの魚が見られるということもあり、シュノーケリングだけではなくダイビングのスポットとしても人気があります。

 

八重干瀬の中でもずば抜けて魚の数が多く、八重干瀬に生息する生き物として紹介したスズメダイをはじめ、アカネハナゴイやキンギョハナダイなどいろんな熱帯魚と出会えます。

 

時には、大きな群れを成している魚と遭遇することもあり、その時は目の前の光景に圧倒されてしまうことでしょう。

 

イフ

サンゴ礁

イフは、人間の胃という意味です。

 

この一帯は八重干瀬の中でも少し変わったポイントで、サンゴ礁や熱帯魚を見かけることはほとんどありません。

 

にもかかわらず、この一帯を特にファミリー層にオススメしたい理由は、非常に美しいエメラルドブルーの海が一面に広がっているから。

 

イフは、浅瀬の砂地が視線のずっと先まで広がっており、太陽光が海底の砂地に乱反射して美しいエメラルドブルーを作り出します。

 

八重干瀬の中でも屈指の美しさを誇り、八重干瀬一のインスタ映えスポットと言っても過言ではないでしょう。

 

キジャカ

サンゴ礁

キジャカは池間島から最も近い場所にあるサンゴ礁群落です。

 

つまり、池間島から最も訪れやすい八重干瀬であると言えます。

 

この一帯は広範囲にわたってサンゴが群生しており、魚たちも優雅に遊泳していることから「お花畑」とも呼ばれている場所です。

 

八重干瀬の中でもウミガメとの遭遇率がずば抜けて高いことから、シュノーケリングやダイビングで訪れるのに人気のスポットとなっています。

 

八重干瀬(やびじ)以外で
おすすめアクティビティ5選

ウミガメ

八重干瀬(やびじ)に行くのには、船を使って向かいます。

 

船酔いしやすい方には、苦痛ではないでしょうか?

 

宮古島で船に乗らなくても楽しめるおすすめアクティビティ5選をご紹介します。

 

①宮古島完全制覇プラン
SUP×シュノーケル×
ケイビング×カヌー

プレミアム 完全制覇 コラージュ画像

宮古島の人気のアクティビティを詰め込んだツアーが、宮古島完全制覇ツアーです。

 

SUP・シュノーケリング・ケイビング・カヌーが1日で制覇できるプランになっており、滞在期間が短い方でも宮古島を満喫できます。

青の洞窟 石垣島

各種アクティビティに使用する用具は全てレンタルできるので、手ぶらで参加できるのも魅力的です。

 

どのアクティビティに申し込むか悩んでいる方は、人気のアクティビティを詰め込んだこちらのツアーがおすすめです。

 

②ビーチSUP/カヌー

SUP

ビーチSUP/カヌーは、ビーチで行うSUPとカヌーです。

 

SUPは、ハワイ発祥のマリンスポーツでサーフボードに乗って海上を移動します。

宮古島 SUP

カヌーは、1人用か2人用のカヌーに乗って海を移動するマリンスポーツです。

 

どちらもインストラクターのレクチャーを受けてから乗るので、初心者でも安心して参加できます。

 

美しい景色を眺められる水上でのアクティビティなので、絶景が好きな方に特におすすめです。

 

③神秘のパンプキン鍾乳洞を探検!
ケイビング&シーカヤックツアー

宮古島 パンプキン

宮古島には、ケイビングとシーカヤックを両方楽しめるツアーも多いです。

 

カヤックで洞窟の入口まで移動してから、ケイビング体験をする流れが一般的です。

宮古島 パンプキン

宮古島でケイビングと言えばパンプキンホールと呼ばれる鍾乳洞が有名で、かぼちゃのような形状がパワースポットとして人気があります。

 

まさに神秘的なこの場所での探検は、一生ものの思い出になるでしょう。

 

④サンセットSUP/カヌー

宮古島 サンセットSUP

サンセットツアーは、宮古島の美しい夕日を眺めるツアーです。

 

ドライブをしてサンセットを堪能するのも良いですが、SUPやカヌーの上から眺める夕日も写真映えを狙う方におすすめです。

宮古島 サンセットカヌー・カヤック

同行するスタッフの方が写真を撮影してくれるので、自撮り棒がなくても写真が撮れます。

 

絵になる記念写真が欲しい方は、サンセットツアーに参加してみましょう。

 

⑤星空&ジャングルナイトツアー

ジャングルナイトツアー

ナイトツアーでは、光源の少ない宮古島の星空観察や亜熱帯のジャングルを散策するネイチャーツアーが人気です。

 

ロマンチックな体験やスリル満点の体験は、宮古島観光の素晴らしい思い出になります。

宮古島 ナイトツアー 星空

夜の宮古島は天気さえ良ければ、満点の星空が…!

 

宮古島の夜も遊び尽くしたいという方は、ぜひナイトツアーに参加してみてください。

 

さいごに

宮古島の八重干瀬(やびじ)についてご紹介しました。

 

日本最大級のサンゴ礁群には様々な魚やサンゴが生息しており、多くの魅力を秘めています。

 

宮古島を訪れた際には、ぜひツアーなどを利用して八重干瀬(やびじ)まで来てみてください。

 

宮古島旅行の最高の思い出の1つになること間違いなしです。