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宮古島最後の秘境”青の洞窟”をご紹介!

2025-01-10 02:50

宮古諸島はどこにあるの?

与那覇前浜ビーチ
みなさまは南国の楽園、宮古諸島をご存知でしょうか。
宮古諸島は沖縄本島、那覇市からさらに南西へと進むこと約300km、サンゴ礁が群生する海域に位置しています。
宮古島とひとまとめに呼ばれることも多い宮古諸島は、宮古島を中心に池間島、伊良部島、下地島、来間島、多良間島、水納島、大神島という8つの有人島から成る列島です。
この内のいくつかの島は橋で繋がっており、レンタカーなどを使って気軽に行き来できることから、国内でも指折りの観光地として人気を博しています。

宮古諸島の青の洞窟

そんな宮古諸島の中でも、異彩を放つ観光スポットとして知られているのが青の洞窟です。
伊良部島にある青の洞窟は、海水の浸食によって岩が削られることで生まれた海蝕洞であり、陸地にある洞窟とはまるで様相が異なります。
青の洞窟は、中へ入るためには海から向かう以外の方法がないのです。
いざ入ってみても内部は真っ暗な洞穴なのですが、青の洞窟が名所とされている理由は、洞窟内の水中にあるのです。
潜水してから頭上を見上げると、青の洞窟へと差し込んでいる日の光が海中へと差し込んでいます。
伊良部島の海はイラブブルーと称され、極めて透明度が高いこととその青さで有名です。
そんな青く透き通った水の中を絶妙な角度で陽光が照らし、石灰質のサンゴ礁が砂のように細かく砕けて破片が積み重なった真っ白な海底がそれを反射することで、海中は明るく照らされます。
水の透明度、海底の白さ、適度な陽光といういくつもの条件が奇跡的に重なったことで、洞窟内の水中はまるで別世界のような青くきらめく美しさを見せてくれているのです。
水の中に潜った途端に世界が鮮やかに姿を変える体験は、さながら大冒険に赴いたかのような驚きを感じるでしょう。
そんな青の洞窟ですが、内部へと入るのが手間な立地のため、以前は観光ガイドにもあまり記載されておらず、決して有名なスポットではありませんでした。
しかし、現地ではバタルツという別名で知られていた場所であり、現地の業者が観光ツアーを組んだことで知名度が急上昇。
すっかり伊良部島の顔の一つとも言える観光スポットへと成長を遂げた場所なのです。

青の洞窟への行き方

上で述べた通り、青の洞窟は宮古島の北西にある伊良部島に位置しています。
別の島ではありますが、空港のある宮古島と伊良部島は全長およそ3.5kmの伊良部大橋で繋がっているため、バスやレンタカーといった陸路で移動することが可能です。
伊良部島へと入って右回りに進んでいくと、島内北東部の青の洞窟付近へと辿り着けます。
洞窟へは海から入る以外のルートがないため、現地のツアーに参加してシュノーケルボートやグラスボートなどで内部へと入るのが基本となります。
個人で向かう場合には、岸壁伝いの移動などのルートを通らなくてはなりません。
その日の天候や海の様子によっては非常に危険な道のりとなってしまう上に、道もわかりにくいため、ツアーを利用することをオススメします。
青の洞窟付近は洞窟の外の海も綺麗なため、ボートで向かう道中も絶景を楽しむことができます。

青の洞窟でできるアクティビティ

青の洞窟はただ眺めて終わりの場所ではなく、赴いてアクティビティを楽しんでこその観光スポットです。
海中の美しい光景を十二分に味わうためには、ぜひ積極的に各アクティビティにチャレンジしていきたいところでしょう。
それでは、青の洞窟で何が楽しめるのかをご紹介していきましょう!

 

初心者でも楽しめる!シュノーケリング

青の洞窟で気軽に海中を眺めたいのであれば、ウォーターアクティビティ初心者でも安心のシュノーケリングはいかがでしょうか?
シュノーケリングは水中メガネとシュノーケル、足用の水かきなどを身に付けて海を泳ぐアクティビティであり、5、6歳ほどの年頃のお子様からでも挑戦できるハードルの低さが魅力です。
青の洞窟内の海中にはサンゴの海が広がっており、南国特有のさまざまな生物と出会うことができます。
海中にゆらめくイソギンチャクへと近づけば、その中に隠れて生きる愛らしい熱帯魚のクマノミを見つけることができるでしょう。
ディズニー映画のファインディング・ニモで一躍有名になったクマノミが自然の中で過ごしている姿を間近で見られるのは、まるで自分も映画の中へと入りこんだかのような感動を与えてくれます。

 

神秘の場所へ!青の洞窟ダイビング

シュノーケリングよりももっと深く、長く潜って海の光景を堪能したい方には、シュノーケリングよりも少しだけハードルが高めなダイビングをオススメします。
ダイビングは比較的軽装で潜るシュノーケリングと異なり大きなタンクを背負い、そのタンクから空気を取り入れるためのレギュレーターを身に付けるなどなかなかの重装備です。
また、インストラクターからの指導を受けてCカードというライセンスを取得する必要があり、少し気構えが必要な本格派アクティビティとなっています。
そんな準備を要するだけあって、ダイビングでは存分に360°全方向でイラブブルーを体感することが可能です。
より長く潜れるようになったことで、海中の生き物たちとよりゆっくりコミュニケーションを取ることができるようになっています。
ダイビング中、青の洞窟で出会える生き物として外せないのはウミガメです。
ここで見られるアオウミガメは現在とても希少になってしまっている生物で、そんなウミガメがゆらゆらと楽しげに海中を泳ぐ横を一緒に泳げる体験は一生の思い出に残るでしょう。
他にもハタンポという魚が群れを作っている光景を眺めることができ、この魚たちは人間が近寄っても逃げず群れを崩さないため、魚群の中を漂うといった珍しい体験をすることもできます。
また、青の洞窟はその構造上、時間帯と場所によって光の差し込みの具合が大きく変わるのです。
海中の色々な場所から上を見上げて、自分のお気に入りの絶景スポットを探してみるのも良いかもしれません。
ちなみに入口付近の海は良い光が差し込みやすいとされているので、そこからの景色は特に狙い目かもしれません。

 

海上から青の洞窟を堪能!シーカヤック

また、青の洞窟の海中に潜るのではなく、シーカヤックに乗って洞窟内の神秘的な空間を堪能するのも人気アクティビティの一つです。
二人乗りの小舟であるシーカヤックは、非常に低い位置から海の中を眺めることができます。
海面近くから見下ろすと、澄んだ海の中を綺麗に見通すことができ、ウミガメや熱帯魚たちが悠々と泳ぐ姿をシュノーケリングやダイビングとはまた違った角度から楽しむことが可能なのです。
波に揺られる感覚に身を任せながら、極上のリラックス体験を味わってみるのはいかがでしょうか。

青の洞窟のベストシーズン

宮古諸島は冬場であっても最低気温が15℃程度と温暖で、水辺のアクティビティであっても通年で楽しむことができます。
ただ、ベストシーズンはやはりギラギラと太陽が照る5~10月の夏場でしょう。
外の陽気と洞窟に入った瞬間のひんやりとした冷気の差も、洞窟観光の醍醐味の一つなので、夏場に宮古諸島に観光で訪れるのであれば、優先度高めでチェックしたいスポットだといえます。

摘要

伊良部島の顔、イラブブルーを堪能できる青の洞窟についてご紹介させていただきました。
今や大人気の青の洞窟ですが、かつては宮古島と伊良部島は繋がっておらず、アクセスが良いとはいえないスポットでした。
しかし、2015年に伊良部大橋が開通して以来、地続きとなって訪れやすくなったことで一気に注目度を高めた場所なのです。
そんな経緯があるからこそ、青の洞窟は宮古諸島観光における現在のトレンドともいえます。
ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

本文作者
にわちゃん
鰤鱼幼鱼