現地コラム
COLUMN
宮古島の熱帯植物園では何ができる?行き方から楽しみ方まで現地スタッフが徹底解説します!
みなさんこんにちは!
宮古島最大級のアクティビティショップ
「宮古島 ADVENTURE PiPi」です!
宮古島といえば一番に思い浮かぶのは海がきれいと思い浮かびますよね!
実は、宮古島は海だけではなく自然も豊で様々な熱帯植物が多く自生しています。
本記事では宮古島の熱帯植物園について現地スタッフがご紹介します。
目次
宮古島 熱帯植物園とは?
沖縄本島から南西に約300キロの位置にある宮古島は、豊かな自然が満喫できる離島です。
サンゴ礁の美しい海やマングローブ林・マリンスポーツ・リゾートなどを楽しみ、自然が満喫できる離島として人気があります。
その中でも、亜熱帯海岸性気候を生かした宮古島にある熱帯植物園は、宮古空港から車で10分と、アクセスの良い場所にある観光スポットです。
熱帯植物園は、沖縄各島に原生する植物を集めて植栽しており、県内最大の人工熱帯植物園となっています。
12万平方メートルの広大な敷地には、現在約1,600種以上の植物が存在しています。
植栽されている約1,600種以上の中でも、デイゴやガジュマル・トックリキワタなど沖縄らしい植物が魅力的です。
また、園内には体験工芸村が併設されており、伝統工芸や郷土料理を楽しむことも可能です。
宮古島 熱帯植物園の行き方
熱帯植物園は、距離の短いウォーキングコースを回るだけであれば、30分程度で楽しむことも可能です。
入場料 | 無料 |
駐車場 | あり |
公式HP | 熱帯植物園 |
アクセス | 沖縄県宮古島市平良東仲宗根添1166-286 |
宮古島 熱帯植物園の
楽しみ方
熱帯植物園内には、ウォーキングコースや展望台・体験工芸村など、さまざまな施設があります。
特に植栽においては、沖縄県内の各島に原生する植物だけでなく、国内・ハワイ・台湾・東南アジアの植物園と提携して樹苗を導入していることから、さまざまな自然の形に触れることができます。
また、庭園は国際的に活躍している庭園デザイナーの石原和幸氏が手掛けており、美しい植栽を見ることができる点も、熱帯植物園の魅力です。
そのため、熱帯植物園は植物や自然環境に触れるだけでなく、伝統文化を学ぶなど幅広い楽しみ方ができる場所です。
ここでは、熱帯植物園の楽しみ方について詳しく見ていきましょう。
ウォーキング
熱帯植物園内には、4つのウォーキングコースがつくられています。
4つのコースそれぞれに、距離や目的地ごとに分けられており、熱帯植物園正面入り口の案内所で案内マップを入手することが可能です。
その中でもドラゴンコースは、距離が約4キロと一番長く、展望台や池を回ることができます。
さらにマップにはウォーキングの基本についても書かれているので、正しい歩行で、景色を楽しみながら歩いてみましょう。
植物観察
亜熱帯地域ならではの多様な植物を観察することができる熱帯植物園は、五感を使って楽しめる場所です。
デイゴ・ガジュマル・トックリキワタ・ハイビスカス・ブーゲンビレア・マンゴーなど、さまざまな南国植物が生育しており、四季折々の変化を楽しむことができます。
また、植物や昆虫・野鳥の観察、写真撮影などもおすすめです。
このように、熱帯植物園ではすべての環境を楽しみ、ここでしか見ることができない植物を観察してみると良いでしょう。
植物スケッチ
熱帯植物園内は休憩所なども設置されており、落ち着いた環境で植物のスケッチができます。
人工の植物園は敷地を柵などで囲っている場合が多いですが、宮古島熱帯植物園内は、広い敷地内で自然の中に入り込むことができるデザインです。
また、熱帯植物園の公式サイトには、植えられている植物の図鑑も用意されており、植物に詳しくない方でも、名前を知ることができます。
名前を知りながら植物スケッチをすることで、熱帯植物園をより楽しむことが可能です。
宮古島 熱帯植物園で
観察できる有名な植物
熱帯植物園内は、樹木種約1,600種樹木本数約4,000本が生育しており、宮古島の気候だからこそ観察できる植物が多くあります。
ここでは、宮古島熱帯植物園内で見ることができる有名な植物をご紹介いたします。
デイゴ
沖縄の県花であるデイゴは、初夏に咲く赤い花です。
原産はインドやマレー半島で、沖縄県以外では奄美群島や小笠原諸島にも自生しています。
成長の早い木で、ごつごつと太い幹が10メートル以上に伸びるため、公園や街路樹にも植栽されます。
また、沖縄ではデイゴの咲き具合で、その年の台風を占うことができると言われており、沖縄の人にとって大切な花です。
このように、デイゴは沖縄の県花として多くの人に愛されており、象徴的な花であると言えます。
ガジュマル
観葉植物としても人気のガジュマルは、熱帯や亜熱帯気候の地域に分布する常緑高木です。
ガジュマルの名前は、幹や気根が絡まって育つ様子からつけられているという説があります。
また、ガジュマルの気根は、アスファルトやコンクリートなどを突き破るほど力強い生命力を持っています。
さらに沖縄ではキジムナーと呼ばれる精霊が宿る植物であると言われており、風水の魔除けとしても重要な植物です。
そのため、ガジュマルからは強い生命力を感じる事ができるでしょう。
トックリキワタ
ホットピンクの鮮やかな花を咲かせるトックリキワタは、ブラジル原産のアオイ目パンヤ科の木です。
幹の途中が膨らんでいる形状をトックリに見立てており、花の後にできる綿のようなものをキワタと呼ぶため、トックリキワタの名前が付けられています。
花は原産の南アメリカが乾季の時期に咲くため、日本での開花時期は秋から初春にかけてとなります。
さらに実から取れる綿は、枕・座布団・クッションなどの詰め物として利用可能です。
そのため、トックリキワタは、花の華やかさに加えて実用的な側面もある木なのです。
ハイビスカス
ハワイの花であるハイビスカスは、ハワイ語でアロアロと呼ばれます。
日本でも南国のイメージとして広く親しまれており、沖縄では夏から秋まで長い期間見ることが可能です。
ハイビスカスはアオイ科フヨウ属の低木の総称であり、品種は数多くあると言われています。
さらにハイビスカスは食用や繊維の原料としても利用されており、疲労回復効果のあるハイビスカスティーがおすすめです。
このようにハイビスカスは、南国のイメージを支える花であり、さまざまな用途で活用できる植物です。
ブーケンビレア
南米原産の低木であるブーケンビレアは、20度程度の気温がある温暖な地域でいつでも開花します。
その一方で寒さにも強く、5度以上であれば越冬も可能です。
また、ブーケンビレアの名前は、1768年にブラジルで木を見つけた探検家ブーガンヴィルに由来します。
さらに花は中央部分にある白い箇所だけであり、周りの色づいている部分は包葉であることを知っていると、見方が変わるでしょう。
このようにブーケンビレアは、葉が華やかで、広い地域で育成しやすい植物です。
宮古島 熱帯植物園の周辺施設
熱帯植物園の周辺には、宮古島体験工芸村や宮古島市総合博物館など、様々な施設があります。
ここでは熱帯植物園と一緒に楽しむことができる施設について、それぞれの魅力を解説いたします。
宮古島市体験工芸村
宮古島市体験工芸村は、2009年にオープンした施設であり、熱帯植物園に隣接しています。
体験プログラムを通じて、宮古島独自の伝統工芸・郷土料理・自然・文化・歴史などを学ぶことが可能です。
そのため、お子様の自由研究や学びの場として訪れられる方も多い場所です。
さらに琉装体験もできるため、沖縄独自の伝統的な着物に着替えて歴史を感じたり、非日常気分を味わうことができます。
また、ものづくり工房は8つあり、木工・陶芸・貝細工・郷土料理・宮古織物・チガヤ・万華鏡・アートを楽しむことができます。
宮古島体験工芸村には、上記のような沖縄や宮古島の伝統に触れることができる体験プログラムが用意されているため、ぜひ訪れていただきたい場所の一つです。
宮古島市博物館
熱帯植物園から1kmほど離れた場所にある宮古島市博物館は、宮古島の歴史や伝統を知ることができる場所です。
歴史を振り返ることができる重要な資料や生活用品などが展示されており、入り口からパーントゥのお面が出迎えてくれます。
パーントゥとは宮古島の祭りで、3人の神様パーントゥが人々を追いかけて泥を塗りつけるという伝統行事です。
宮古島市博物館では、島の伝統や文化に触れることができるといえるでしょう。
宮古島で熱帯の植物観察は
ナイトツアーがおすすめ!
宮古島で一番大きなうぷきの森では、春夏の季節にナイトツアーが開催されています。
亜熱帯性気候の宮古島では、日が暮れる時間が夜行性の生き物たちの活動開始です。
例えば、日中に活動する鳥たちが巣に戻る頃、入れ替わりでオオコウモリが飛び回り始めます。
また、夜行性の鳥や虫たちの鳴き声が鳴り響き、夜の雰囲気を感じることが可能です。
夜の森を不安に感じられる方もいらっしゃるかもしれませんが、ツアーは森を知り尽くしたガイドが案内するため、お子様と一緒でも安心して参加していただけます。
さらに森の中から見上げた星空は、非日常を感じる事ができる、贅沢な景色です。
植物観察したり自然を感じたりしたいとお考えの方は、ナイトツアーに参加してみましょう。
さいごに
今回は、宮古島の熱帯植物園の行き方や楽しみ方についてご紹介いたしました。
宮古島は、サンゴ礁の美しい海やマングローブ林などの自然に加えて、熱帯植物園・マリンスポーツ・リゾートなど多くの楽しみがある離島です。
熱帯植物園は、沖縄県内や世界中から集められた植物が植栽されており、独自の自然環境を形成しています。
また、併設している体験工芸村や博物館では、宮古島の伝統や歴史を学ぶことができるため、より深く宮古島を知ることが可能です。
宮古島を訪れる際には、熱帯植物園にも訪れてみてはいかがでしょうか。