現地コラム
COLUMN
宮古島に2つの空港?宮古空港と下地島空港の違いを徹底解説!
みなさん、こんにちは!
みなさんは宮古島に空港が2つあることはご存知でしょうか?
宮古島は沖縄本島から南西約300kmに位置しており、フェリーなどの海路がなく、アクセス手段は飛行機移動のみとなっています。
そんな宮古島の玄関口となる空港は、実は2つあります。
そこで今回のコラムでは、宮古島にある2つの空港の違いと特徴を現地スタッフが分かりやすく解説いたします!
目次
宮古島には空港が2つある!?
宮古島には宮古諸島の「宮古空港」と下地島の「下地島(しもじしま)空港」の2つがあります。
「下地島空港に到着したら、宮古諸島にはフェリーで移動しないといけないの?」とよく勘違いされる方が多いですが、伊良部大橋という無料で渡れる橋が繋がっているので車で移動することができます。
他にも宮古諸島周辺には、池間島、来間島、伊良部島があり、どれも橋で繋がっているので、基本的に車で移動することができます。
宮古空港の特徴・アクセス
宮古島にある2つの空港のうち、主要空港として利用されているのが宮古空港です。
宮古空港は歴史が長く、建設されたのは戦時中で、旧日本軍の海軍飛行場として建てられた設備でした。
1956年6月から民間空港として利用されるようになり、宮古島への観光客が増え、2019年には宮古空港へと訪れた旅客数は180万人以上と過去最高の数値を記録しました。
古い空港ながらも、今でも最前線の空港であると言えるでしょう。
宮古空港のアクセス
宮古空港は島の中央に位置しているので、比較的観光スポットにも市街地にもアクセスしやすいです。
- 「市街地」まで約10分
- 「伊良部島」まで約15分
- 「来間島」まで約15分
- 「池間島」まで約30分
※車移動でかかる目安時間
宮古島は基本的に徒歩での移動は現実的ではないので、空港周辺のレンタカーを借りるのがおすすめです。
宮古空港からの無料送迎付きのレンタカーもあるためチェックしてみてください!
レンタカーが既に満車!
そんな時は、タクシーもしくは空港から市街地を往復している「宮古島くるりんバス」を利用するのが便利です。
また、宮古島では送迎バスを利用できるホテルや宿も多いため、事前に確認しておくと良いでしょう。
宮古空港を利用している航空会社
宮古空港に就航している航空会社はANA・JAL・RACの3社があります。
東京の羽田空港からは1日に2往復、大阪の関西空港と名古屋の中部国際空港からは1日に1往復の便が出ており、沖縄県内だと那覇、石垣、多良間との間に便が就航しています。
本州との間を結んでいる便は本数が少なく時間の融通が利きにくいため、旅行の際には乗り過ごすことのないよう細心の注意が必要です。
宮古空港の施設
多くの人が観光目的で訪れる空港なだけあって、内部の施設はとても充実しています。
空港内には飲食店が3店舗あり、宮古限定のお菓子やお酒やマンゴーなどが買えるお土産屋さんもあります。
3階の展望デッキは滑走路と飛行機を一望でき、レンタカー業者も到着ロビーに数社入っているため、移動手段の確保には不自由しないでしょう。
下地島空港の立地、特徴は?
宮古島にあるもうひとつの空港、下地島空港は2019年3月に新しくリノベーションされた南国リゾート感溢れる綺麗な空港です。
下地島空港は元々、民間航空機パイロットを育成するための訓練飛行場でしたが、リノベーションされてから実に24年ぶりとなる定期便を就航させています。
下地島空港のアクセス
下地島空港はその名の通り「下地島」に位置しており、市街地までは伊良部大橋という大きな橋を渡る必要があります。
- 「市街地」まで約25分
- 「伊良部島」まで約5分
- 「来間島」まで約35分
- 「池間島」まで約45分
※車移動でかかる目安時間
宮古空港に比べて全体的なアクセスは良くないですが、下地空港付近には観光スポットが多いので、到着後すぐに観光されたい方にはおすすめです!
宮古空港同様、空港周辺のレンタカーを借りるのが効率よく観光を楽しむことができます。
下地島空港からの無料送迎付きのレンタカーもあるためチェックしてみてください!
レンタカーが借りられない場合は、タクシー又は、下地島空港から出ている「宮古協栄バス」と「中央交通バス」を利用することをおすすめします。
宮古空港を利用している航空会社
現在、下地島空港に就航している航空会社はスカイマークとジェットスタージャパンの2社となっています。
航路が結ばれているのは東京国際空港、神戸空港、那覇空港、成田国際空港の4つです。
また、関西国際空港との間にも航路があったのですが、夏季限定のみの運行になりました。
下地島空港内の施設
下地島空港内は、リゾートホテル感溢れる内装になっています。
地元食材を使用したおしゃれなカフェや、宮古島限定のお菓子やマンゴーといったお土産も購入することができます。
特にお土産屋さんでは高級路線のオリジナル商品が多く並んでいるのが特徴で、一味違うお土産を選びたいときには役立ってくれるでしょう。
また、個性的な施設として「島時間郵便局」という名前のポストと各種絵ハガキが用意されています。
観光地の思い出として絵ハガキを投函して、気長に島時間を体感してみるのも一興かもしれませんね!
まとめ
今回は宮古島にある2つの空港についてご紹介させていただきました。
時間を節約して市街地へのアクセスを重視したい方は宮古空港、伊良部島の観光や空港での滞在時間もじっくりと楽しみたいという方は下地島空港がおすすめかと思います!
現状、宮古空港の利用者数の方がかなり多い状態ですが、想定している客層や価格帯といった用途と旅の目的によって下地島空港を利用される方も増えてきています。
2つの空港があるのは珍しいですが、それぞれの特徴を把握していただけたなら幸いです。
今後もし宮古島を訪れた際は、フライトで利用しなかったもう一つの空港へも足を向けて比較してみると面白いかもしれません。