現地コラム
COLUMN
宮古島に台風が来たらどうする?シーズンや対応方法など宮古島在住スタッフが徹底解説します!
みなさんこんにちは!
宮古島最大級のアクティビティショップ
「宮古島 ADVENTURE PiPi」です!
宮古島とは沖縄本島から南西に約300キロの位置にある宮古諸島の中心の島です。
そんな宮古島は、台風の通り道になることがしばしば。
せっかく宮古島を旅行するなら台風は避けたいですよね。
今回はそのような方のために、宮古島の台風シーズンや注意点についてご紹介いたします!
目次
宮古島の台風とは
台風とは、熱帯地方などの海の上で発生した低気圧を熱帯低気圧と呼び、最大風速が17.2m/s以上になったものを台風と呼びます。
熱帯地方などで発生した台風は、一般的に太平洋高気圧のへりに沿って進みます。
沖縄地方はこの高気圧の西のへりにあり、台風が進路を変える転向点付近にあたります。
宮古島地方は「台風銀座」と呼ばれるくらい、台風の接近の多い地域です。
宮古島の台風シーズン
宮古島の台風のシーズンは、夏から秋になります。
沖縄地方に接近する台風は1年で平均6個で、シーズン中には月に1、2個の台風が接近することもあります。
2週連続して台風が接近することもあり、飛行機が飛べず長期滞在になる可能性もゼロとは言えません。
台風シーズンはおすすめ?
台風のシーズンはおすすめです!
というのも台風のシーズンだからといって必ず台風が来るわけではないからです!
去年の7、8月に関しては台風が来なかったので、台風シーズンでも十分楽しめます。
台風の情報は1週間ほど前になればわかりますので、旅行前に天気予報をチェックしておけばほとんど心配する必要はありません!
また、旅行中に台風が当たったとしても、宮古島にはホテル内で楽しめる施設が多く存在しているので楽しめること間違いなしです!
宮古島に台風が来る理由
沖縄県や宮古島に台風がよく来る理由はいくつかあります。
その主な理由を3つに分けてご紹介します。
宮古島に台風が来る理由
①赤道から北極への対流
台風は赤道付近の28℃以上の水上で発生します。
そして地球の自転の影響を受け、上空の北向きの流れが最初に台風を動かす力になります。
宮古島に台風が来る理由
②貿易風と偏西風
貿易風は、赤道付近北側の上空を東から西へ流れる風。
偏西風は、太平洋の上空を西から東に流れる風。
このふたつの強い風が、台風の進路に大きな影響を与えています。
宮古島に台風が来る理由
③太平洋高気圧
台風は南海上で発生しますが、南海上の最も大きな風の流れが太平洋高気圧です。
台風は大規模な太平洋高気圧がつくる風に流されて移動します。
以上の3つの要因により台風は宮古島を通過し、日本列島を北上していくルートが多いのです。
宮古島の台風時の持ち物
滞在中に台風が来た際には、懐中電灯、ラジオ、救急用品などの非常用具、数日分の水分と食料を持っているかを確認してください。
また、情報を得るための携帯電話は必須です。
風で電柱がなぎ倒され、電気が通らなくなることもありますので、持ち運び用の充電器も備えておきましょう。
台風で宿泊日数を変更するときは、家族や会社の人に連絡を取る必要があるので、連絡手段と充電器を必ず準備しておきましょう。
宮古島の台風時の服装
台風発生時は、いつでも指定避難場所に移動できるよう、動きやすい服装を心がけましょう。
スカートは風の影響を受けにくいタイトなもの、靴は走りやすいスニーカーなど、生地は速乾性の高いポリエステルなどが良いでしょう。
避難する際の雨具としては、傘ではなく雨合羽を準備しておいてください。
自分の泊まっている宿が危険になり避難が必要でも、すぐに動ける服装を準備しておくことで、慌てることなく落ち着いて行動することができます。
男性:トップス、ズボン、スニーカー、雨合羽
女性:トップス、タイトスカートorズボン、スニーカー、雨合羽
宮古島に台風が
接近したときの対処法
宮古島に台風が接近したときは、それがどのタイミングかによって対処方法が異なります。
事前に知っておくことで、無駄な時間やお金を使わずスムーズに対処することが出来るでしょう。
宮古島旅行に行く前、旅行の最中、帰る際の3つに分けて、それぞれの対処法をご紹介します。
宮古島旅行前の対処法
宮古島へ行く場合
宮古島に行く際は、飛行機が運航しないと移動ができません。
欠航になるかどうかは、前日か当日にならないと確定しないので、各航空会社のHPにてフライトがあるかどうか確認しましょう。
欠航が見込まれる場合には、変更対象便という手数料不要で便の変更やキャンセルができるシステムを利用するのがおすすめです。
また、フライトの欠航がわかればすぐに宿やアクティビティのツアー会社などへ連絡しておきましょう。
宮古島旅行を中止する場合
旅行を中止する場合は自己都合になるので、飛行機やアクティビティツアーのキャンセル料金を支払わなければならないことがほとんどです。
アクティビティなどを予約していた場合、事前にキャンセルの連絡をすることで、キャンセル料金が無料や安くなる場合があります。
予約する際に、キャンセル時の対応などをしっかりと確認しておくことをおすすめします。
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宮古島旅行中の対処法
海には近づかない
台風や強風が吹いているときに、海へは絶対に行かないようにしてください!
マリンアクティビティはもちろんのこと、岸から遠くの海を眺めることも危険です。
荒れ狂う海に体がもってかれてしまいますので、海へは近づかないようにしましょう。
できるだけ外出しない
滞在中に台風が訪れた場合は、落ち着いてホテルや宿泊している施設の部屋に留まることが重要です。
前日までに食料品や懐中電灯、携帯電話・スマートフォンの充電器などを買っておき、1,2日の生活には不自由しないようにしましょう。
お風呂に水をためたり、2リットルのペットボトルに水をいれるなど、断水に備えておくことも大切です。
充電できるものは事前にしておく
台風や大雨は、停電が発生する可能性があります。
そのため、スマートフォンや持ち運び充電器など、充電できるものは充電しておきましょう。
万が一の際は、車のバッテリーから充電することも可能なため、ガソリンは満タンにしておくことをおすすめします。
宮古島から帰る際の対処法
振替便の飛行機を待つ場合
フライトが変更対象便になり、予定していた便が飛ばなくなったら、振替便の空席待ちをすることになります。
空席待ちの場合には、航空会社の会員種別が上位のランクの方から、順に呼ばれて振替便に乗ることができます。
種別が上位ランクの人なら、長時間待つことにはならないので、フライト予定に合わせて空港に向かうと良いでしょう。
一般ランクの場合は、早い者勝ちになるので、前日に連絡しておくなど早めの行動をおすすめします。
延泊する場合
万が一欠航になっても対応できるように、宿泊先の方に事前に相談しておくことが大切です。
事前に相談せずチェックアウトした場合、飛行機が欠航になってしまうと、宿泊先を急遽確保しなくてはいけなくなります。
このような事態を避けるためには、宿泊先に事前に相談しておき、万が一の際に備えておきましょう。
また、変更対象便となった場合には、前日の便や当日の遅い便に変更することが可能です。
台風時の二次災害
停電
停電の際に迅速に対応できるように、懐中電灯の場所をチェックしておくことが大切です。
ホテルだと部屋に懐中電灯が設置されてありますが、もし室内にないようならばホテルのフロントに連絡しましょう。
復旧まで時間がかかりそうな場合は、フロントに集まるなど、ホテルの指示に従います。
停電は事前に準備しておくことで、万全な体制を整えることができます。
断水
断水が発生した場合は、宿泊先から供給を受けるか、コンビニなどで水を購入する必要があります。
断水は比較的早く復旧することが多いですが、長期間復旧しないほどの大きな被害の場合は、自衛隊から派遣される給水車などを待ちましょう。
一番大切なことは、給水場所や給水時間などの情報を確認して、飲み水や生活用水を確保することです。
台風が来ることは事前に把握できるので、あらかじめ確保をしておきましょう。
津波
宮古島で津波が発生した場合は、自治体で指定された避難場所に避難します。
ホテルには、近隣の避難場所を掲示してあることが多いので、必ず事前に確認しておきましょう。
また、指定災害時避難ビルという鉄筋コンクリートのビルがあり、指定されているホテルもあります。
宿泊しているホテルが避難ビルの場合には、ホテルの規定階数以上に避難しましょう。
火災
停電に伴う火災や、風による建物の倒壊で、火災が起こる可能性もあります。
火災が発生した場合は、まず出火元からできるだけ離れるようにしてください。
宿泊しているホテルなどで火災が発生した場合は、ホテルの指示に従い安全に移動しましょう。
衣服や貴重品などが無くなってしまうかもしれませんが、命以上に大事なものはありません。
さいごに
宮古島は台風銀座と呼ばれるほど、日本国内でも多くの台風が訪れる台風接近地域です。
そのため、ホテルの従業員やツアーガイド、現地の方々は台風に慣れており、台風に対応する知見が蓄積されています。
台風の対処法でわからないことがあれば、宮古島の人に尋ねてみてください!
宮古島旅行をいい思い出で終えるために、台風に対しての正しい知識をつけましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。