現地コラム
COLUMN
宮古島 夜景
みなさん、こんにちは。
宮古島をはじめとする宮古列島の島々は、街灯や工場地帯が少ないこともあり、満天の星空を望むことができます。
普段、見上げる空になんとなく見えている星と違い、夜空に数え切れないほど無数の星が見える風景は、圧巻で感動的です。
また、どの島にも展望台や高台などがあるので、星空だけではなく夜の町並みや、隣の島の明かりを同時に楽しめる場所もあります。
本記事では、そんな宮古列島の夜景を堪能できるスポットやナイトアクティビティをご紹介いたします。
目次
ロマンティックな夜を彩る宮古島の夜景
宮古列島の夜は、とても幻想的な空間が広がります。
宮古列島は、どの島もとても空気が綺麗で、天候が大きく乱れる日が少ない地域です。
そしてなによりも、北緯24度という緯度の低い場所にあることから、天の川や一等星はもちろん、南十字星も観察することができます。
南十字星は、88ある星座の中でも最も小さく、地理的にも北半球ではなかなか見ることのできない星です。
日本でも、宮古列島を含めた数カ所でしか見ることができません。
そして、高台や展望台に登れば、満点の星空だけでなく、島の街明かりも見えます。
天然の夜空の光と人工の街の灯りの共演も、見応えがあります。
宮古島の夜景の魅力
①満点の星空
宮古列島の夜景の最大の魅力は、なんといっても満点の星空を望めることでしょう。
どの島も街明かりが少なく、空気が澄んでいるため、肉眼でもはっきりと見ることができます。
夜空から今にも落ちてきそうなくらい無数に輝く星々の姿は、まさに絶景です。
②アクティビティも楽しめる
宮古列島の夜では、アクティビティを楽しみながら夜景を見ることもできます。
SUPやカヌーなどが一般的なアクティビティですが、クルージングなどのツアーも催行されています。
豊かな自然を堪能できるアクティビティが存在しており、それらを通して宮古島の素晴らしさを体験できるでしょう。
また、家族連れや恋人同士に向けたアクティビティも多数あるため、どれを体験しようかを悩みながら選べるのも宮古島の醍醐味です。
時期や時間帯によって催行されているものが異なる場合もありますので、是非ともチェックしてみてください。
③混み合わない
近年、宮古島観光は人気が高まっており、多くの観光客が訪れます。
とくに日中は、観光スポットやアクティビティが賑わっています。
しかし、夜の島はうってかわって、人影もまばらで、島らしい静かな雰囲気。
夜ならそれほど混雑しませんので、自由にアクティビティを楽しめ、その上星空観察もすることができます。
宮古島のおすすめ夜景スポット
長間浜
宮古島の南西部に浮かぶ来間島の西海岸に、長間浜と呼ばれるビーチがあります。
市街地や宮古島とつなぐ来間大橋からは島の反対側にあるため、観光客がほとんど訪れません。
この浜に足を運ぶのは、リピーターや地元の方ばかりという、穴場的ビーチです。
この長間浜は街灯が一切ないため、天気の良い日には、満天の美しい星空を望むことができる星空スポットです。
とくに新月の前後1週間は、降ってきそうなほどの星の数になります。
6月〜11月の日暮れ頃には、天の川を見ることができます。
また、長間浜は、冬のシーズンの4月〜6月に南十字星が見ることができるスポットです。
南十字星を鑑賞できる月ごとの時間帯は下記です。
4月:22:00~24:00
5月:21:00~22:00
6月:20:00~21:00
住所:宮古島市来間
アクセス:宮古空港から車で約20分
電話番号:0980-73-2690(宮古島市観光商工部観光商工課)
駐車場:なし(駐車スペースあり)
営業時間:なし
料金:無料
パイナガマビーチ
宮古島の西部に位置するパイナガマビーチは、島の市街地から最も近いビーチです。
このビーチの特徴は、バリアフリーに配慮されている点です。
駐車場からビーチまでが舗装されていたり、ビーチに降りる階段の脇にスロープがつけられたりしています。
トイレやシャワーも車椅子専用の施設があるので安心です。
このビーチは、アクセスの良さから年間1万人ほどの観光客が訪れます。
しかし、夜になると同じ場所とは思えないほど静かなビーチになりますので、落ち着いて満天の星空を眺めることができます。
西向きの海岸ですので、きれいなサンセットでも有名で、海に向かって右手に浮かぶ伊良部島とサンセットのコラボレーションは絶品です。
日中、夕方、夜すべての時間帯において絶景を望める人気スポットです。
市街地で軽く飲んで、酔いざましに夜のビーチに散歩に来るのもいいですね。
住所:宮古島市平良字下里
アクセス:宮古空港から車で約10分
電話番号:0980-72-4876 (宮古島市建設部港湾課)
駐車場:無料
料金:無料
シャワー:あり
トイレ:あり
クラゲ防止ネット:あり
西平安名崎
西平安名崎は、宮古島から角が2本伸びたような半島のうち、左側の先端にある岬です。
ここは、宮古島の最北端です。
「にしへんなざき」と読みます。
宮古島市街から車で20分ほどの場所にあります。
北風の影響を受けやすく、眼下の断崖に白波をたてながらうちつける波が、とてもダイナミックです。
西平安名崎までの道すがら、その北風を利用した風力発電の巨大風車が見えます。
さらに、この岬からは、右側の角、世渡崎にある池間大橋が一望できます。
池間大橋は、宮古島と池間島をつなぐ1,425メートルの橋で、市街地から遠いため、日が落ちると周囲は真っ暗です。
遮るものがなにもない夜空には、無数の星が浮かびます。
それは、まるで天然のプラネタリウムのよう。
街灯が一切ないので、足元には気をつけて西平安名崎の夜を楽しんでくださいね。
西平安名崎は、昼間でも来て楽しいスポットです。
近くにある牧場では、沖縄県の天然記念物宮古馬と触れ合うことができます。
雪塩ミュージアムでは、雪塩の製造工程の見学のほかに、雪塩を使用した商品の販売も。
雪塩は、料理に使うものだけでなく、石鹸などに加工されたものもあり、お土産を買うにもぴったりのスポットです。
所在地:沖縄県宮古島市平良字狩俣
アクセス:宮古空港から車で30分
駐車場:あり
食事(周辺):なし
トイレ:あり
竜宮城展望台
来間島にある竜宮城展望台は外観が特徴的な入場無料の展望台です。
来間島全体を一望することができ、来間海峡を挟んで宮古島を望むこともできます。
天気の良い日には海底に群生するサンゴが見られることも。
この展望台から島内を一望できるので、夜には市街地の光と星空を眺めることができるスポットです。
来間島屈指の絶景スポットで美しい夜景に酔いしれましょう。
住所:沖縄県宮古島市下地来間
電話番号: 0980-73-1881 (宮古島観光協会)
フナウサギバナタ展望施設
フナウサギバナタは、伊良部島の北部にあり、伊良部島の方言で「船を見送る岬」という意味です。
その名の通り、伊良部島の港を行き来する船を望むことができる場所です。
この展望施設は、島に飛来する渡鳥のサシバを形どった像がシンボルとなっていますが、現在では残念ながら、老朽化のため解体されてしまっています。
夜になるとこの辺りは真っ暗になるため、満天の空を見るには絶好のスポットです。
真っ暗な海には、航行灯をぽつぽつと点滅させながら航走する船を目にすることができます。
フナウサギバナタならではの美しい夜景を堪能してくださいね。
住所:沖縄県宮古島市伊良部字前里添588-1
白鳥崎
白鳥崎は伊良部島の北端にあります。
伊良部大橋を渡って伊良部島に入ったら、島の外周道路を通って15分ほどです。
この辺りは全く街灯がなく、周辺に視界を遮るものがないので空一面の星を堪能できます。
おすすめは、ちょっと高いところにある東屋です。
ほとんど人が訪れないスポットなため、とても静かです。
静かに響く波の音をBGMに見る夜景は、至福のひとときとなります。
白鳥崎の周辺は遊歩道が整備されています。
遊歩道は歩きやすいのですが、砂浜まで行くと尖った岩場が増えてきますので、足元に気をつけてください。
冬は北風の影響を受けやすいので、防風対策をしておくようにしましょう。
所在地:沖縄県宮古島市伊良部佐和田908-2
アクセス:宮古空港から車で30分
駐車場:あり
食事(周辺):なし
トイレ:あり
池間大橋
池間大橋は、池間島と宮古島を結ぶ橋で、1,425メートルの長さがあります。
市街地から車で30分ほどかかることもあり、橋まで来ると街灯がほとんどありません。
ドライブでこの橋を渡ると、周囲には宮古島の海が広がっています。
橋のたもとには駐車場や休憩所があるので、ドライブの休憩に立ち寄るのもいいですね。
また、展望台からはサンセットや星空を望むことができます。
池間島は周囲11kmと小さな島なので、昼間に島内を観光して、夕刻から夜にかけて夜景を眺めにいくのもよいでしょう。
所在地:沖縄県宮古島市
アクセス:宮古空港から車で27分
駐車場:あり
食事(周辺):あり
トイレ:あり
東平安名崎
東平安名崎は、宮古列島の数ある絶景スポットのなかでトップ3に入る場所です。
「ひがしへんなざき」と読みます。
宮古島の最東端に位置しており、市街から車で40分ほどの距離です。
この場所からは、海から昇る朝日を目にすることができます。
あまりの美しさから、国の名勝や日本の都市公園100選に指定されたスポットです。
辺りには建物が一切ないので、周囲を一望することができます。
浜のリーフには、1771年の明和の大津波で打ち上がった大小の岩がごろごろしているのが特徴的です。
しかし、この大津波で上がった岩は、宮古諸島のあちこちに島で目にするものです。
全長2キロメートルの岬からは、太平洋と東シナ海を見ることができ、心地よい海風を浴びながら絶景を味わうことができます。
そして、岬の先端にある平安名埼灯台から見る水平線は、また格別です。
この灯台は、海上保安庁が募集して一般投票で選ばれた「日本の灯台50選」のひとつです。
17時まで料金200円を基準とした寄付金を支払えば入場することができます。
内部が公開されている灯台の中では、最南端のものです。
夜になると周囲は真っ暗になり、天気の良い日には天の川や人工衛星なども見ることができます。
白を基調とした灯台越しに見る星空は絶景そのものです。
所在地:沖縄県宮古島市城辺保良
アクセス:宮古空港から車で31分
駐車場:あり
食事(周辺):あり
トイレ:あり
宮古島は夜のアクティビティも魅力満載!
ナイトフォトツアー
宮古島の今にも降ってきそうな星空を一度でも目にすると、あまりの感動に息を呑んでしまいます。
そんな美しい宮古島の星空を見たら、だれでも写真に残して思い出として持ち帰りたいと思うことでしょう。
しかし、星空を撮影するには、ホワイトバランスや彩度、明度など、さまざまな撮影テクニックが必要となります。
星空の撮影は、夜間の写真撮影に慣れていない方には難しいもの。
そんな時は、美しい写真を撮影してくれるプロのフォトグラファーが同行するツアーに参加することをおすすめします。
このツアーなら、撮影したデータを無料でもらえますので、あなたのスマホでいつでも見ることができますよ。
SNS映えする写真をたくさん撮ってもらって、最高の思い出を残しましょう。
ナイトカヌー
最後にご紹介する夜のアクティビティは、ナイトカヌーです。
カヌーも、初心者の方でもすぐにコツをつかめる安定したアクティビティです。
夜の海をカヌークルージングすると、どこかへ冒険しているような気分になります。
自分の力でパドルを漕いで進んでいくと、ワクワクを感じること間違いなしです。
静かな海にゆっくり進むカヌーから、空一面に広がる星を見上げてみましょう。
カヌーなら、パドルを置いて波に身を任せて、浮いているだけでも日頃のストレスを忘れてしまいそうです。
まとめ
宮古列島の夜景についてご紹介いたしました。
いかがだったでしょうか。
街灯のない真っ暗な場所で満天の星空を見上げる絶好の場所や、街明かりと星空を一緒に望める場所もありましたね。
また、夜の景色を堪能できる人気のアクティビティもご紹介させていただきました。
宮古島の旅の最高の締めくくりにご利用下さい。
最後までお読みいただきありがとうございました。