現地コラム
COLUMN
宮古島 3歳
目次
3歳からでも体験できるツアーはある?
仕事や家事、育児に人付き合い、現代社会は普通に暮らしているだけでも疲れが溜まってしまうもの。
そんな日常を忘れて疲れを癒すために、たまには旅行に行って非日常を味わいたいですよね。
しかし、旅行に行きにくくなってしまうのが育児中です。
特に何かと気苦労の多いお子様がまだ幼い時期ほど、旅行に伴う色々な手間を考えて二の足を踏んでしまいがち。
1歳、2歳ごろまでは無理に旅行に赴いてもどうしても制約が多くて楽しみにくいですが、イヤイヤ期が終わる子も増えてくる3歳ごろになると旅行に行けるかな?と希望が湧いてくるものです。
さてそこで、小さなお子様連れでも楽しめる旅行先として注目したいのが、沖縄本島よりもさらに南西300kmほどの地点に位置する宮古島。
宮古島がお子様連れでの旅行に適している理由はいくつもあるのですが、まず見逃せないのは気候が安定しているという点です。
宮古島は亜熱帯気候に属しており、年間を通じて最高気温が20℃を上回る日が多くなっています。
3歳くらいのお子様はまだまだ体調を崩してしまいがちなもの。
とりわけ旅行中は不慣れなことをして体力が消耗するため、寒さのために旅行先で風邪をひいてしまった!というケースも少なくありません。
その点、宮古島は真冬であっても半袖で過ごせてしまうほどの暖かさであるため、お子様の体調を心配することなく思う存分旅行を楽しむことができます。
3歳から体験できる宮古島アクティビティ
旅行と言えば外せないのがさまざまなアクティビティ。
宮古ブルーの海や宮古島の大自然を堪能するには、ぜひ参加したいですよね。
この記事では3歳以下のお子様でも参加可能なアクティビティをピックアップしてご紹介していきたいと思います。
グラスボート
はじめにご紹介するアクティビティはグラスボートです。
グラスボートは船底の真ん中あたりが透明のガラス状になっているボートです。
透明度の高い宮古島の海を、船底のガラス越しに観察することができます。
船内から海の生き物や地形を観察でき、まだ泳ぐのは難しい小さなお子様でも存分に楽しんでいただけるアクティビティとなっています。
また、濡れる心配がないため化粧落ちを心配する必要がなく、お子様を連れて化粧を直すのは大変という理由でアクティビティへの参加を躊躇してしまいがちな方にもオススメです。
グラスボートツアーでは青の洞窟やサンゴが群生しているエリアをクルージングするので、宮古島の美しい海をじっくり堪能することができるでしょう。
サンセットカヌー
次いでご紹介するアクティビティは、夕方の海をたっぷりと味わえるサンセットカヌーです。
アクティビティに用いられているカヌーは二人乗りが可能なため、親子で乗って漕いであげることで問題なく参加することができます。
カヌーは安定性が高いため転覆の心配は基本的になく、ライフジャケットを着用してのアクティビティですので、万が一にひっくり返ってしまっても安心です。
昼はワイワイと賑わいを見せる宮古島の海辺も、夕刻になると人が少なくなってきます。
静けさに満ちていく浜辺から海へと漕ぎ出していくと、空、海、白い浜辺や草木が徐々に茜色へと染められていく光景は親子の一生の思い出となるでしょう。
宮古島では日没の寸前、夕日の縁が緑色や黄金色に光り輝くグリーンフラッシュという珍しい現象と出会えることもあり、お子様と一緒に沈み際の夕日に注目してみるのも楽しいかもしれません。
サガリバナライトアップツアー
宮古島を含む沖縄の夏の風物詩であるサガリバナ。
サガリバナは亜熱帯気候の湿地帯に自生する花木であり、一夜にして咲いて散ってしまうことが特徴的な儚げな花です。
宮古島では群生地の「添道(そえどう)サガリバナ」という沿道にたくさん植生されており、6月下旬~7月中旬の開花シーズンになると夜間のライトアップが行われます。
夜にならなければ開花しない花ですので、必然的にツアーの時間も夜。
普段ならもう眠っている時間にお父さんお母さんと連れ立って出歩いたという非日常的な体験の記憶は、大人になっても鮮明に覚えていたりするものです。
サガリバナの花弁は白や赤、ピンクと色彩豊かでとても美しく、バニラのような甘い香りを放つため、とても幸せな気持ちになります。
さらにサガリバナの花言葉は「幸運が訪れる」というとてもハッピーなもの。
満開の場面に立ち会うことができたなら、お子様のこれからにも幸運が訪れるかもしれませんね。
クルージング
せっかくの南国リゾート、ちょっと贅沢な宮古島クルージングでお子様との思い出作りをしてみるのはいかがでしょう?
宮古島はサンゴ礁が隆起して生まれた島で、平坦な地形をしており、島内に山や川が存在しません。
そのため、川から海へと土や砂が流出することがなく、海水が濁らず透明度の高い海が保たれているのです。
そんな経緯で生まれた宮古ブルーの海をクルーズ船に乗って遊覧すれば、この上なく多幸感に満ちた時間を過ごせること間違いないでしょう。
安定したクルーズ船での船旅ですので、もちろん3歳のお子様でも安心して楽しむことができます。
宮古島クルージングにはさまざまな種類があり、サンセットを望める時間帯のプランやドリンク・ビュッフェを堪能しながら船旅を楽しめるプランなどが用意されています。
スタッフによる生演奏やライブもあるので、ぜひ優雅なクルージングで日々の疲れを癒しましょう。
ナイトツアー
宮古島の夜は空一面の星空を望めることで有名で、星々を観賞できるナイトツアーが数多く組まれています。
例えばジャングルナイトツアーであれば南国のジャングル探検を併せて楽しむことができ、ヤシガニやヤエヤマオオコウモリなどの変わった生き物たちと出会うことができます。
3歳ともなるとお子様によっては珍しい生き物などに関心を持ち始める時期。
生き物の生態などに普段から興味を持たれているお子様であれば、ジャングルナイトツアーは大変オススメのアクティビティです。
生き物観察を楽しんだ後は、ジャングルの暗がりから星空を見上げます。
宮古島の夜空には本土で見られる北半球の星座だけでなく、南半球でしか見ることのできない南十字星など数多くの星座を観測することができます。
楽しいだけでなくお子様にとっての学びのきっかけを作れるジャングルナイトツアー、ぜひ参加をご検討されてみてはいかがでしょうか。
3歳のお子様連れでも楽しめる観光スポット
アクティビティの次は観光スポットをご紹介していきます。
幼いお子様連れの観光では常にトイレ問題が付きまとうもの。
その点も考慮に入れて、訪れやすい名所をピックアップしていきたいと思います。
与那覇前浜ビーチ
宮古島旅行の大定番といえば、宮古空港から車で20分ほどの距離にある与那覇前浜ビーチです。
このビーチは東洋一美しいビーチといわれていて、全長7kmにも及ぶ純白の砂浜と宝石のように青い海のコントラストが、東洋一という称賛に相応しい景観を織り成しています。
このビーチは遠浅の海となっており、波が穏やかなため小さなお子様にでも安全に海水浴を楽しんでいただけます。
また、観光ビーチとして多くの人が訪れることから、シャワーやトイレなどの設備もしっかりと整っており、利便性の面でも非常に優秀なスポットです。
もちろんマリンスポーツやアクティビティを楽しむこともできるほか、人魚を模したスーツを着て写真を撮れるマーメイド体験という変わり種のイベントもオススメです。
水平線に沈むサンセットを見ることができるなど、とにかく楽しめることやものが盛りだくさんのスポットですので、一日入り浸るつもりで訪れるのがいいかもしれません!
所在地:沖縄県宮古島市下地字与那覇
アクセス:宮古空港から車で15分
駐車場:あり
食事(周辺):あり
トイレ:あり
宮古島海中公園
宮古島海中公園は宮古島の海や資源について学ぶことができる体験型の施設であり、地下にある24枚のアクリルパネルを通して水深4mの世界を観察することができます。
沖縄の海に特有の彩り豊かな熱帯魚たちやウミヘビにタコ、運が良ければサメを間近に見られることも。
海に入らずとも宮古島の生き物たちと出会えるため、まだ泳げないお子様を連れてくるのに適したスポットとなっています。
展望台スペースやお食事処が館内に備えられており、屋内施設ですのでトイレももちろん備わっています。
宮古島はレンタカーを利用しての移動が基本となるので、確実にトイレに寄れる中継点として旅行プランに組み込んでおくのもオススメです。
所在地:沖縄県宮古島市平良字狩俣2511-1
アクセス:宮古空港から車で28分
駐車場:あり
食事(周辺):あり
トイレ:
あり
海宝館
保良川ビーチの隣にある海宝館は別名シェル・ミュージアムとも呼ばれている、全国から貝殻を集めて展示してある博物館です。
ここに展示してある貝殻は全国から交換・購入し集めたもののほか、館長が自ら潜水士として海に潜り集めたものも多く含まれています。
オオジャコガイやタカラガイ、ホラガイヒオウギガイなどの普段見ることができない貝類の展示もされており、全6000種類もの展示があるそうです。
色々な貝殻があるので、どこの海でどんな貝が取れるかなども学ぶことができます。
貝殻を使ったアクセサリー作りをすることもでき、お子様と一緒に参加して宮古島旅行の思い出を形として残すのもいいかもしれませんね。
また、海宝館の横にはレストランがあり、宮古島近海で取れた新鮮な魚料理を味わうことができます。
お土産屋も充実しているので、幅広い楽しみ方ができるスポットです。
所在地:沖縄県宮古島市城辺字保良591-1
アクセス:1)宮古空港から車で30分,2)保良バス停から徒歩で20分
駐車場:あり
食事(周辺):あり
トイレ:あり
雪塩ミュージアム
雪塩ミュージアムは、雪塩と呼ばれるサラサラとしたきめ細かい塩の精製過程を見学できたり、雪塩に関する商品を販売していたりする施設です。
雪塩はモンドセレクションで金賞を受賞するほど有名なものなんです。
実際に雪塩を作るところを見学したり、雪塩水を無料で飲んだりすることもできます!
併設されている売店では雪塩を使った使用品である雪塩石鹸や雪塩ちんすこう、雪塩ソフトクリームなどが販売されています。
ネット販売もありますが、工場限定の商品もあるので、ぜひ足を運んでみて下さい。
雪塩ミュージアムの近くには絶景スポットである西平安名崎や池間大橋、西野浜などがあります。
また、近くにはレストランもあるので、ドライブの休憩の際やランチのついでにお土産購入に立ち寄ってもいいですね。
所在地:沖縄県宮古島市平良字狩俣191
アクセス:宮古空港から車で26分
駐車場:あり
食事(周辺):あり
トイレ:あり
わいわいビーチ
わいわいビーチは、うえのドイツ文化村や博愛漁港の近くにある人工ビーチです。
周囲が防波堤で囲まれていて波が穏やかなので、お子様と一緒に安心して海水浴を楽しむことができます。
また近辺には東屋や広場、遊具施設などが備えられており、整備も行き届いているためお子様連れの旅行には最適な場所となっています。
宮古島の浜辺はサンゴが砕けた破片が砂代わりに積もることで形成されたものが大多数なのですが、ここは砂地のビーチであることからウミガメの生息地となっています。
シュノーケリングで海に潜ると高い確率でウミガメと出会えることで知られているため、シュノーケリングができる年齢になったお子様と一緒に参加するのもいいかもしれません。
ウミガメと一緒に、のんびりと宮古島の海を回遊してみませんか?
所在地:沖縄県宮古島市上野962
アクセス:宮古空港より車で14分
駐車場:あり
食事(周辺):なし
トイレ:あり
3歳のお子様と泊まるなら?
さて、最後にご案内させていただくのは宿泊施設について。
お子様連れの旅行は何かと不自由が多いもの。
幼いお子様連れのお客様への対応が整っている施設をピックアップしていきたいと思います。
アラマンダ インギャーコーラルヴィレッジ
宮古島の南海岸にあるアラマンダインギャーコーラルヴィレッジは、ジャグジーやロフトなどが備えられたリゾート感たっぷりの宿泊施設です。
0歳から3歳までのお子様を連れた宿泊者に向けて様々なサービスが用意されており、おしりふきやおむつ、子ども用の日焼け止めなどが提供されています。
ベビーベッドやベビーカー、調乳ポットに補助便座といった、あると便利な品々や、絵本、ブロックなどのお子様向けのおもちゃが備えられている点も見逃せません。
さらにお母さんに嬉しいノンカフェインのお茶がアメニティとして用意されているなど、とにかく親子で利用しやすい気配りたっぷりの施設なのです。
さらにお子様は突然体調を崩されることが多いことを踏まえ、キャンセル料が前日まで無料という気遣いも嬉しいところ。
「子供は宝」だとして島全体で大切にする文化が深く根付いている沖縄らしい、優しさにあふれたホテルなのです。
住所:沖縄県宮古島市上野字宮国784-1
電話:0980-76-3000
HP:https://www.nanseirakuen.com/icv/index.html
宮古島東急ホテル&リゾーツ
宮古島東急ホテル&リゾーツは与那覇前浜ビーチの付近にあり、マリンスポーツのサービスやウェディングなども行っているホテルです。
バンボチェアやベビーベッド、ベッドガードに補助便座などの貸し出しサービスがあるため、小さなお子様連れで利用しやすい施設となっています。
また、売店には紙おむつや泳げるオムツ、子供用の日焼け止めなどの取り扱いがあり、買い忘れがあった場合も外に出る必要がない点は嬉しいところ。
室内は白やオレンジ色などの明るい色調がベースの暖かな雰囲気で、慣れない環境で気疲れしたお子様を落ち着かせてくれることでしょう。
ホテル内にはキッズルームやキッズプールもあるので、旅行中に雨に見舞われてしまってもホテル内でも快適に過ごすことができる点も大きなメリットだと言えます。
住所:沖縄県宮古島市下地与那覇914
電話:0980-76-2109
HP:https://www.tokyuhotels.co.jp/miyakojima-h/
フェリスヴィラスイート宮古島上野
敷地内に一軒家のような戸建てが並んでいて、その一軒ごとが宿泊用の部屋となっているのがヴィラと呼ばれる宿泊施設です。
コテージのような形式の施設をイメージしていただければわかりやすいかもしれませんね。
そんなヴィラ形式の宿泊施設であるフェリスヴィラスイート宮古島上野は、お子様用の補助便座やバスチェア、ベビーサークルなど、キッズ用品の無料レンタルが充実しているのが特徴です。
砂場セットや水鉄砲といった遊び道具の貸し出しが行われている点もとても嬉しく、かさばるレジャー用品を家から持参しなくてもビーチで遊ぶことができます。
12棟あるヴィラからはそれぞれ海を望むことができ、プールとキッチンがついているので、別荘のように贅沢な時間を過ごすことができるでしょう。
住所:沖縄県宮古島市上野宮国935-8
電話:0980-74-7500
HP:https://nikken-hotelmgt.co.jp/ueno/
まとめ
3歳頃のお子様を連れての旅行というテーマで宮古島をご紹介させていただきましたが、いかがだったでしょうか?
魅力的な旅行先は数多くありますが、お子様連れでの旅行しやすさという観点では宮古島は国内屈指だと言えます。
ぜひこの記事を参考にして、宮古島旅行を堪能していただければ幸いです。