現地コラム

COLUMN

宮古島 インスタ映え

2020-10-04 01:37

みなさんこんにちは!

パソコンやスマートフォンと共に普及したSNSは、現代文化を語る上で決して欠かせない存在となりました。

InstagramやFacebook、TwitterといったSNSに多くの人が情報を投稿し、それがファッション、エンタメ、グルメなど、さまざまなジャンルのトレンドに大きく影響を及ぼしています。

テレビや雑誌といったマスコミだけが情報の発信者だった時代とは異なり、今や国民一人ひとりがメディアであり流行の発信地となっているのです。

その中でも特に影響力の強いSNSがインスタことInstagram。

「映える」綺麗な写真を撮り、それをインスタに投稿することで多くの人々からの称賛や共感、羨望を集めることが1つの文化として定着しました。

「インスタ映え」という言葉が流行語大賞を受賞したことからもわかるように、その影響力はもはや従来のメディアに勝るとも劣りません。

この「インスタ映え」の概念が普及したことにより、旅行先を選ぶ時に景観や色彩を重視する人が増え、旅行業界にも影響を与えています。

近年のそんな風潮の中で、特に人気を高めている旅行先が沖縄県にある宮古島。

まさにインスタ映えする写真の撮影スポットとして、大注目を浴びているのです。

 

美しいサンゴの島”宮古島”

道路上で記念撮影

宮古島はサンゴ礁が隆起してできた島です。

島全体が平坦で起伏が少なく、かなり大きな島にも関わらず山や川が存在しません。

川がないので島から海へ土や砂が流出することがなく、そのため宮古島周辺の海は濁らず高い透明度の美しさを誇っています。

そんな宮古島周辺の海にはもちろん、たくさんの鮮やかなサンゴが群生しています。

その透明度の高さが幸いして、なんと海の上からでも海中の彩り豊かなサンゴや悠々と泳ぐ熱帯魚たちを目にすることができるのです。

 

宮古島のインスタ映えする理由

ビーチ

四季折々の自然に恵まれた日本は、全国にインスタ映えする美景スポットが点在しています。

そんな日本全国を見渡してみても、「宮古ブルー」と称される宮古島の青い海は屈指の映えスポットと言えるでしょう。

ただ「海が青い」とだけ言われても、天気が良ければ青く見える綺麗な海は全国にあるじゃないか、と思われるかもしれません。

しかし、宮古島の海の青さにはきちんと地理的な理由があるのです。

宮古島周辺の海底に群生しているサンゴ礁は、砕けると白くなるという特徴を持っています。

砕けたサンゴ礁は微細な破片となって降り積もり、真っ白な海底が形作られていきます。

そして海底の白い砂は海面から差し込んだ陽光を照り返し、青い光の波長が強調されることで宮古ブルーの海が生み出されているのです。

さらに島の砂浜も海底と同じようにサンゴの破片が積もったもの。

白い砂浜と青い海のコントラストは、まるで絵画のような鮮やかさで目を楽しませてくれます。

また、離島である宮古島の周辺には視界を遮るものがほとんどありません。

そのため、朝日や夕日が水平線へと沈んでいく様子をはっきりと目にすることができるのです。

特に、宮古島のサンセット直前にはグリーンフラッシュという珍しい光景と出会えることがあります。

これは日没の瞬間に太陽の縁が緑や金の閃光を放ったように見えるという自然現象で、その希少さ故に、目にすることができると幸せになるという話もあるほど。

空気が澄んでいる宮古島ならではの光景ですので、天気の良い日の夕暮れ時には気に留めておくといいかもしれません。

天然の絶景が目白押しの宮古島を訪れれば、映えるスポットと出会えること間違いありません!

 

宮古島のインスタ映えスポット5選

さて、それでは宮古島のインスタ映えスポットを見ていきましょう。

宮古島は写真映えする場所がとにかく多く、日数に限りのある旅行中に全て巡るには、とても時間が足りません。

そこで今回は選考に選考を重ねて厳選した、特に訪れてほしい5ヶ所をご紹介させていただきます。

 

17END

17END

まず初めにご紹介するのは下地島にある浜辺、17END。

え?宮古島じゃないの?と思われたかもしれませんが、下地島は宮古島のすぐそばにある小さな島で、橋によって地続きとなっています。

宮古島は周辺の7つの島々と合わせて宮古列島を形成していて、宮古島観光の定番コースにはそれらの島々も含まれています。

宮古島観光として一括りに紹介することが多いのですが、実質的には宮古列島観光というわけですね。

話が逸れてしまいましたが、17ENDは下地島空港の滑走路脇にある小道を抜けた先の小さな浜辺です。

まるでプライベートビーチのような白く美しい浜辺の先には青く透き通った海が広がり、この世のものとは思えないほどの絶景と出会うことができます。

潮の満ち引きにより海の色合いが変化する特徴があり、訪れた時間帯ごとに変わった景色を楽しめる点も見逃せません。

インスタをよく利用されている方であれば、17ENDの名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。

この浜辺は、以前はあまり知られていないマイナーな絶景スポットだったのですが、インスタで紹介されたことを皮切りに知名度が急上昇。

今や横の道路が車両通行止めになるほどの人気を博しており、宮古列島でSNS映えスポットを語るのであれば決して外せない場所となっているのです。

映える写真を撮りたいのなら、水の透明度が増して海の美しさが際立つ干潮時を狙うのがポイントです。

隣の下地島空港から飛び立つ飛行機も青空によく映えるので、タイミングが合えば良い写真を撮ることができますよ!

 

17ENDの基本情報
スポット名:17END
住所:沖縄県宮古島市伊良部佐和田
アクセス:佐良浜港より車で約30分

 

イグアナ岩

イグアナ岩

次にご紹介するのは、こちらも宮古島から橋で繋がった伊良部島の北部にあるイグアナ岩。

崖かと錯覚してしまうほど巨大な石灰岩であるイグアナ岩は、名前の通りにイグアナのようなシルエットをした岩となっています。

岩を撮るの?と首を傾げられた方はご安心ください。

もちろん岩の形も面白いのですが、ここの映えポイントは岩の上からの絶景!

高低差が少ないため、遠方を見渡した写真を撮りにくい宮古列島ですが、イグアナ岩からは広く一帯を見渡したパノラマ写真を撮ることができます。

伊良部島周辺の青い海はもちろん、近辺の島々や海上に架けられた大きな橋など、絶好のロケーションを一枚に収めることができるのです。

同じような高所撮影スポットとして三角点という場所も有名ですが、イグアナ岩の方がアクセス性と道中の安全性に優れています。

とはいえ岩の上は断崖絶壁ですので、写真撮影に夢中になりすぎて危ない目に遭ってしまわないようにしましょうね。

 

イグアナ岩の基本情報
名称:イグアナ岩
住所:沖縄県宮古島市伊良部
駐車場:あり(スペースあり)
トイレ:なし
シャワー:なし
更衣室:なし
売店:なし

 

比嘉ロードパーク

比嘉ロードパーク

比嘉ロードパークは宮古島の東海岸を走る県道83号線を通り、池間島方面へと向かう道中に位置している広場です。

無料の駐車場や休憩に適した東屋があるため、レンタカー移動が基本となる宮古島旅行のコースに組み込みやすく、ドライブの休憩に立ち寄るのにぴったりなスポットとなっています。

宮古島旅行の起点である宮古空港からだと20分足らずのドライブで到着できるため、かなり訪れやすい立地だと言えるでしょう。

ここは標高およそ98mと高さのある地形となっており、展望台もあるため周囲の海を一望することができます。

天気の良い日には神の島と呼ばれる大神島を見ることができるので、インスタ映えする絶景を狙ってみてはいかがでしょう?

また、早朝の時間帯に訪れることができれば、海に向かって右手の方向に見える水平線から、南国の朝日を目にすることができます。

気持ちが高揚している旅行中は思ったよりも早く目が覚めてしまうこともあるもの。

そんな朝にはドライブでここを目指して、本土のものとは一味違う宮古島の日の出を拝んでみるのがオススメです。

近くには観光スポットとして有名な新城海岸や吉野海岸もあるので、ぜひ併せて訪れてみてくださいね。

 

比嘉ロードパークの基本情報
スポット名:比嘉ロードパーク
住所:沖縄県宮古島市城辺字比嘉
アクセス:宮古空港から車で約18分
料金:無料
駐車場:あり
トイレ:あり

 

与那覇前浜ビーチ

与那覇前浜ビーチ

宮古島の絶景スポットを5つ挙げた時に、与那覇前浜ビーチを外す人はまずいないでしょう。

東洋一美しいと称される与那覇前浜ビーチは7kmほどもあるロングビーチです。

透き通ったエメラルドグリーンの海と、パウダー状の白い砂浜のコントラストは、海外のリゾート地を思わせる非日常感に溢れています。

マリンレジャー用品のレンタルショップや食事処もあるため、非常に利便性が高い点も人気の秘訣です。

また、宮古島の西海岸に位置しているため、西の水平線へと沈んでいく美しいサンセットを見ることができます。

いつ訪れてもインスタ映えする写真を撮れること間違いなしのスポットです!

 

与那覇前浜ビーチの基本情報
名称:与那覇前浜ビーチ
所在地:沖縄県宮古島市下地字与那覇
アクセス:宮古空港から車で15分
駐車場:あり
食事(周辺):あり
トイレ:あり

 

イムギャーマリンガーデン

イムギャーマリンガーデン

イムギャーマリンガーデンは宮古島の南海岸に位置する小さめのビーチ。

ここは南海岸に位置していることから北風の影響を受けにくく、入江が入り組んだ海域なので海が安定している点が特徴です。

そんな穏やかな海には数々の熱帯魚が泳いでおり、あの「ファインディング・ニモ」で有名になったクマノミも生息しています。

他にもスズメダイやチョウチョウウオなど、さまざまな熱帯魚を目にすることができ、入り組んだ地形の海を散策すれば映えスポットの数々と出会えるはずです。

すぐ近くには展望台があるので、そこから良い写真を狙ってみるのもいいかもしれませんね。

 

イムギャーマリンガーデンの基本情報
名称:イムギャーマリンガーデン
所在地:沖縄県宮古島市城辺字友利605-2
アクセス:宮古空港から車で30分
駐車場:あり
食事(周辺):あり
トイレ:あり

 

フォトジェニック体験!宮古島アクティビティ!

宮古島のインスタ映えポイントは景観だけではありません。

美しい自然の中で、宮古島ならではのアクティビティにチャレンジすれば、誰もが羨む映え写真が撮れること確実!

それでは、インスタ映え必至のツアーを5つ見ていきましょう。

 

SUP

SUP

“映え”の観点でインスタグラマーに大人気なのがSUP。

SUPとはStand Up Paddlingの略称で、ボードの上に立ちパドルで水面を漕ぎながら進むハワイ発祥のマリンスポーツです。

海上でボードの上に立ったシルエットはとてもスタイリッシュで写真写りが良いため、インスタ映えアクティビティとして大いに注目を集めています。

水上でバランスを取る動作はフィットネス効果が高く、アスリートが体幹トレーニングとして取り入れたりもしています。

元は欧米を中心にブームとなっていましたが、現在では国内でも広く楽しまれており、特に宮古島の美しい海との相性は抜群です。

水上でのサンライズ、サンセット鑑賞、または星空鑑賞を兼ねるなど、様々な時間帯とシチュエーションで楽しむことができる点もSUPの特徴。

宮古島を観光するなら、ぜひ挑戦していただきたいアクティビティです。

 

ジャングルナイトツアー

ジャングルナイトツアー

宮古島は亜熱帯気候のため、本土では見られない生き物たちと出会うことができます。

観光客で賑わっていた日中とは打って変わって、夜の宮古島には文明から切り離されたかのような静寂が広がります。

ジャングルナイトツアーのBGMは動物たちの鳴き声や、気配に揺れる葉音、微かな足音と息遣い。

巨大なオカヤドカリの仲間であるヤシガニなど、宮古島ならではの生き物たちを夜のジャングルで観察するのは、とてもスリリングな体験です。

さらにナイトツアーですので、天気の良い日には闇に包まれたジャングルの中から雄大な星空を見上げることもできます。

宮古島の夜空は、南十字星などの南半球の星座まで見えることが特徴で、まるで天然のプラネタリウムのような天体ショーは感動必至。

本土とは異なる星空を写真に収めて、一味違うインスタ映えを狙ってみるのはいかがでしょうか?

 

パンプキン鍾乳洞

パンプキン鍾乳洞

旅行の醍醐味、パワースポット観光とインスタ映えを同時に狙えるのがパンプキン鍾乳洞。

この鍾乳洞は入り口が海の中にあるため、干潮時にしか訪れることができません。

島の南東部にある保良泉(ぼらがー)ビーチから、潮が引いた磯を歩いて洞窟へと向かいます。

引き潮でできた潮溜りにいる生き物を観察しつつ進んでいくと、やがて腰まで浸るような海越しにぽっかりと口を開けた鍾乳洞が見えてきます。

その入り口を入ってすぐの位置にあるのが、洞窟の通称にもなっている巨大なカボチャ形の鍾乳石!

なんと幅4m、高さ3mほどの大きさがあるこの岩の上には登ることができ、その上から海へと飛び込んだりすることもできます。

この岩はパワースポットとしても名高く、なんと飛び込む際に願い事をすると叶うと言われているのです。

そんな神秘的なパンプキン岩の前で記念撮影をすれば、インスタ映えすること間違いなしですよ。

また、パンプキン鍾乳洞はこの岩が行き止まりではありません。

岩の奥へ奥へとさらに鍾乳洞が続いており、長い歳月をかけて生み出されたさまざまな岩の芸術を目にすることができます。

石灰質の岩が階段のように層を成した、リムストーンプールと呼ばれる場所や、天井から垂れた鍾乳石がカーテンのように連なった場所などその光景は多種多様。

龍神が宿っているとして祀られている場所でもありますので、束の間のひととき、その神秘的な空気に浸ってみるのも良いかもしれませんね。

 

シーカヤック

シーカヤック

SUPなどの水辺のアクティビティは爽快で楽しいものですが、海に落ちると泳がなくてはいけないし、化粧直しが必要になってしまうなど、何かと手間も多くなるものです。

そのため、あまり気乗りしないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんなあなたにぜひオススメしたいのが、宮古島の定番アクティビティの一つであるシーカヤック。

アクティビティ用のカヤックは安定性の高いものが採用されており、転覆することがほとんどありません。

推進力も見た目以上に高く、不慣れな方でもグイグイと漕ぎ進めることができるため、体力に自信がない方でも安心です。

鮮やかな赤や黄色でペイントされたカヤックが宮古ブルーの海の上を進んでいく様はインスタ映え度100点満点!

ツアーに参加すればガイドの方が無料で写真を撮影してくれるので、集中してアクティビティを楽しむことができます。

また、カヤックは二人乗りが可能なため、カップルや親子、仲の良い友人同士などで盛り上がるにも最適なアクティビティですよ。

 

サンセットSUP

サンセットSUP

最後にご紹介するアクティビティは夕暮れの海に漕ぎ出すサンセットSUP。

宮古島は国内有数のサンセットスポットを持つ島です。

中でも海の上から見る夕日は圧倒的な美しさを誇ります。

サーフボード1枚とパドルを頼りに海へと漕ぎ出し、周りの空、海、浜辺の一帯が徐々に茜色に染められていく光景は、思わず写真を撮る手を止めて見惚れてしまうほど。

映画のワンシーンのような現実離れした美しい光景に心を奪われ、サンセットSUPのために何度も訪れるリピーターの方も多いです。

サンセットSUPは各所でツアーが組まれており、夕方より前の時間からSUPを楽しみ、締めにボードの上に腰を下ろして夕焼けを眺めるといった流れになっています。

サンセットSUPを経験すれば、もうあなたは宮古島の映えマスターと言っても過言ではありません。

インスタ映えの極地とも言える夕暮れの海をぜひ堪能してみてください。

 

まとめ

宮古島のインスタ映えするスポットやアクティビィについてご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。

映え特集ということで、特に映えるロケーションを中心に取り上げた記事となりましたが、ご紹介しきれなかった魅力的なスポットが宮古島にはまだまだたくさんあります。

レンタカーを借りれば列島のあちこちをコンパクトに巡ることができる気軽さも、宮古島観光のメリットの1つ。

有名な場所以外にも足を運び、あなただけの映えスポットを見つけ出して一流インスタグラマーを目指してみるのもいいかもしれませんね。

映える旅行先をお探しなら、ぜひ宮古島行きをご検討ください!